東北に本社のある銘柄を探してみると・・・材料を咀嚼する市場。
それこそウシの食事みたいに忘れたり思い出されたりしながら反芻。
時間をかけて最後には消化されるが、その時間軸が長いことが玉に瑕。
興味深いのは「ギリシャが01年にゴールドマンと契約したデリバティブ。完全な相対取引でゴールドマンは即座に6億ユーロ稼いだ」との報。要するに欧州財政危機の原因の一端は米金融機関の活動にあるとの思考法。だから欧州財政危機と米金融機関規制とは当然ながら密接にリンクしてくるのだろう。
市場で少し話題なのは、GSのジム・オニール氏のコメント。
「日本国債の利回りは今後2~3年で3.5%に上昇。
逆にイタリア国債利回りは3.5%に下落し日本国債の利回りと並ぶ」。
加えて囁かれているのは先日来日したIMFの連中の調査結果が「日本国債暴落の可能性」。
どうも世界マネーは売り場を求めている気配だし、そのターゲットは日本国債という可能性は低くない。
救いはオニール氏のストラテジー。
「日本国債売り→円安→日本株買い」のシナリオ。
ある一定限度まではこの法則は成り立つに違いない。
しかし、1ドル150円とか日本国債利回り5%とかになってくると話しは別だろう。怒涛の円高→快適な円安→地獄の円安シナリオは押さえておいた方が良さそう。
昨日大引けにかけての急騰。
メジャーSQを控え日経平均先物に「仕掛け的な買い」が入ったとの解釈。「仕掛け的な売り」というのはしばしば聞いた言葉だが「仕掛け的な買い」は久しぶり。問題は東証1部の売買高が21億株台、売買代金が1兆2700億円と比較的少なかったこと。もっとも少し前の売買代金5000億円割れから考えれば上等でもある。
やはり覚えておきたいのは、「すくみが動意の前兆」ということだろうか。その場面に遭遇すると忘れがちだが・・・。
興味深かったのは昨日後場の市場関係者へのインタビュー。
「今後5週間程度で日経平均は1万円をつけますか」。
「Yes or No」の回答が欲しかったのだがまずはさまざまな解析。
そして「ウリから入って欲しいとは思わないが、ここより下の買い場面はあると思う」。
結論は「1万円をつける可能性は低いけれど場合によってつけるかも知れない」。
こういう論法は市場関係者としては参考になるような気がする。
「長期上昇基調ながら短期調整はあるかも知れない」と同様に。
2月の景気ウォッチャー調査。
先行き判断指数は前月比0.3ポイント上昇し50.1ポイント。
07年4月以来4年10ヶ月ぶりに「50」を上回った。
コメントは「超円高修正で輸出や設備投資に期待」。
「エコカー補助金が自動車の生産・販売を後押し」。
「復興需要の期待が西日本にも広がる」。
「消費増税をにらんだ駆け込み需要」。
「原油高への懸念は強まる」。
悪くはない。
そして1~3月GDPの民間予測は平均でプラス1.9%。
これも悪くはない。
スケジュールを見てみると・・・。
9日(金):メジャーSQ、2月マネーストック、米雇用統計、貿易収支、中国経済指標
週末:東日本大震災から1年、東証IRフェスタ、北米は夏時間に移行
12日(月):1月機械受注、日銀金融政策決定会合、米3年国債入札、
13日(火):米FOMC、2月小売売上高、非公式ユーロ圏財務相会合、独ZEW景況感指数、
EU経済・財務相理事会
14日(水):1~3月期法人企業景気予測調査、米30年国債入札、10~12月経常収支、
15日(木):2月首都圏マンション発売、米生産者物価、NY連銀製造業景気指数、
フィラデルフィア連銀指数、インド準備銀行会合
16日(金):ユニクロが銀座店開店、米消費者物価、鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感指数、
日経平均の200日移動平均線はようやく微かに上向いた。
これは吉兆の筈。
下がってくれば「生保等機関投資家の売り観測」、上がってくれば「外国人の買い観測」。そんな後付けチックなコメントに振り回されることに意味はなさそう。
市場では「愛媛3兄弟」との指摘が聞かれる。
ピーエスシー(3649)、ベルグアース(1383)、ヨンキュウ(9955)のともに愛媛県本社企業の株価。揃って堅調な展開でJASDAQ売買代金の上位。業種も違うのにそれぞれどれかが動けば他も動くということが多いという。
そんなことから「兄弟」を探してみると・・・。
例えば「福島県」。
ダイユーエイト(2662)、アサカ理研(5724)、後楽苑(7554)、ゼビオ(8281)。
「宮城県」。
カメイ(8037)、東洋刃物(5964)、ユアテック(1934)、やまや(9994)。
「北海道」。
カナモト(9678)、アインファーマ(9627)、ツルハ(3391)。
「岩手県」。
ワイズマン(3752)、ジョイス(8080)などなど・・・。