水面下で進行している「懸念すべき動き」

AIJ投資顧問事件が表に出たので、しばらくは年金に関する問題点が取り上げられます。まあ厚生省(現在は厚生労働省)が、如何に公的年金を「利権の塊」にしていたかは今に始まったことではないのですが、何か「きっかけ」がないとなかなか国民が知る機会がないものなのです。
そこで、目立つ「きっかけ」がないため見落としているのですが、水面下で進行している「懸念すべき動き」を1つ取り上げます。
それは日本からの「資本の逃避」が猛烈に起こっていることです。
「資本の逃避」とは「対外投資に伴う資本の流出」とは全く違います。「対外投資」とはあくまでも日本にある資産(資金)で海外の資産を取得するもので、その「果実」は(納税を含めて)日本国内に帰ってくるはずです。
ところが、「資本の逃避」とは資産(資金)そのものが、そっくり海外に移転してしまうことなのです。
もう少し分かり易く言うと、日本の経営者が「会社」そのものをそっくり海外に移転してしまうことや(工場を海外に作るのとは全然違います)、富裕層の個人が海外に「活動拠点」を移してすべての活動を海外で行うことなどです。
つまり「資産」そのものが海外に移転してしまうので、その資産(資金)が日本経済に全く貢献しなくなり、生産活動であれば雇用や設備投資などの日本経済への波及効果が全くなくなり、当然そこからの税金(相続税を含む)が日本政府に全く入らないということになるのです。そして一度「逃避」した資産は、まず帰ってきません。
これは日本の国力を著しく減退させます。
基本的には、日本に正式の営業拠点を持っていないはずの(従って日本の金融庁の管理下でない)海外のプライベートバンクが、各種「紹介者」を介在して日本の経営者や富裕層に接近しているのです。
彼らの「営業妨害」も出来ないため(別に非合法ともいえないため)、どういう「手法」があるのかはここでご紹介出来ませんが、「信じられない」ほどの巨額な資産が海外に「逃避」していることは事実なのです。
こういう人々は、日本でそれなりに成功した人々やその子女であり、こういう経営者や資産家ほど真剣に「資産」を海外に移そうとしているのです。
その背景は「官僚が支配する規制だらけの日本」「税金が上がる一方の日本」「いつ検察当局や税務当局のターゲットにされて犯罪者にされてしまうかもしれない日本」「地震は天変地異としても明らかに人災の原発問題を引き起こしてしまう日本」など、つまり「全く将来に希望の持てない日本」に嫌気がさしてきているのです。
さらに、「武富士一族」の海外を使った露骨な「相続税逃れ」が最高裁で「合法」とされ、400億円もの「金利」(もちろん国民の税金です)を付けて還付したことも「追い風」になっているはずです。昨年10月7日付け「司法の危機」に書いてあります。
事の本質は違うのですが、オリンパスで大儲けした指南役も香港に移住していたようですし、大王製紙の元会長も海外カジノで散財していたのは、儲けたら海外で活躍(豪遊?)しようと思っていたからなのです。
この「資本の逃避」は、放っておくと日本経済に壊滅的なダメージを与えます。
財務省も、消費増税に賭けるエネルギーの1割くらいを掛けて対策を考えたほうが良いと思うのです。
先日世界有数の銀行グループであるHSBC(旧・香港上海銀行)が、日本での富裕層向けのビジネスから撤退すると発表していました。違うかもしれませんがその背景は、本格的に日本の超富裕層にHSBCの全チャネルを使ってビジネスをするためには、日本の金融庁の管理下でないほうがやり易いと判断したからかも知れません。
ますます「資本の逃避」が続きそうな気がします。
平成24年3月6日
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昨日、友達にこれを読んでみて。と言われて読ませて頂きましたが、
とっても怖い事が書いてあってイヤ~な気分になってしまいました。
おまけに私はそんな話聞いてないし (((( ;°Д°))))
と言う事で私は日本留まり組み決定したので、
いつものようにガンガン文句を言わせていただくと、
増税するだの。
人の預金通帳から勝手に引き出すだの。なんて言っていればお金を引き出してしまいたくなるのは至極当然のことだから仕方がないです。
もしこれが本当ならば、これによって何が起こるのかと言うと、
銀行は日本国債を買い支える事も出来なくなります。
そうしたら円も円安になりますが、
この円安は困った円安になるのです。
円高が止まらなかったように止まらない円安の方が内需がガタついて本当は怖いです。
100円ショップが500円ショップなんて洒落にならんのです。
ここは農耕民族としての良識、団結、絆、底力を信じたいところです。
政官財、マスコミまで在日、
反日の輩が入り込んでる状況下でこれを食い止めるには相当な困難を伴うのでしょうね。
でも、今の「在官主権」の世の中を正すのに、
国民が目覚めるきっかけとなるかも知れません。
そして、真の「在民主権」へ
政治家のレベルを上げるには、先に国民がレベルを上げる必要があり。
う~ん、何年かかるだろう!?
永久にダメかもしれないし。。。
それでも最後には『やっぱり日本に留まっておけば良かったじゃないか』と言わせるためにも、
こんな出鱈目な政策を阻止しなくてはならないし。
そして、何が出鱈目なのかを見抜ける力を持つしかないですね。
だって狩猟民族に黙って食われちゃうのも悔しいでしょ!?