【2012/02/15】
*シンガポールで取引されている日経平均先物(3月物)は8時45分現在、9,115円近辺で推移している。
NYダウ 12,878 (+4)
ナスダック 2,931 (変わらず)
為替 78円45銭/ドル
CME 9,100 (大証比+40)
原油(WTI) 100.74 (-0.17)
『米株市場はわずかながら続伸。ギリシャ問題の解決は20日以降へ。』
この日は、市場予想を下回る米経済指標や欧州情勢のもたつきからいったん下げたものの(=15日のユーロ圏財務相会合は電話会議へ格下げ)、今後、事態は改善に向かうとの期待から次第に持ち直す展開となった。
大型優良株は高安まちまちで、コンピュータ・半導体関連や運輸が小高く、一方、産金株や銀行、保険が安い。
シカゴで取引されている日経平均先物(3月物)は9,100円と昨日の大証より40円高く、ADR(米国上場の日本株)も全般に小高い。
為替市場は、昨日の日銀による追加的金融緩和策を背景に円売りが進み、1ドル=78円台半ば、1ユーロ=102円台後半と、いずれも円安に振れている。
東京市場は小確りの展開(=小幅続伸)が予想される。(寄り前の外国人動向は、売り1310万株、買いが1330万株で、20万株の小幅買い越しとなっている。)
米株市場が底堅く推移し、加えて、CME・ADR高、円安と、今朝はプラス材料が揃ったことから、寄りは先物や主力株を中心に買いが先行すると思われる。
特に、期末(3月末)に向かっての円安は好材料で、自動車・電機・精密や機械などに見直し買いが入ると見られる。
また、昨日の日銀による追加的金融緩和策もプラス材料で、特に、金利負担の大きい業種(不動産・商社・電力ガス等)の戻りも期待できそう。