07年1月以来5年ぶりの1月月足陽線。 最近では昨年10月以来3ヶ月ぶりの月足陽線。
1月は日経平均500円程度の上昇幅となった。
それでも、所詮、日経平均株価は8000円台。
PBRは1倍割れ。
昨日ようやく25日線と75日線がゴールデンクロス。
昨年8月以来だから昔日の面影かも知れない。
節分の日なので子鬼たちの動向をかいつまんでみれば・・・。
スペインとフランスが昨夜実施した国債入札。
平均利回りは低下=投資家心理改善。
まずスペイン。
目標額35億~45億ユーロに対して総額45.6億ユーロを調達。
今年の借り入れ予定額の約25%を確保。
そしてフランス。
目標上限の79億6200万ユーロを調達。
今年の借り入れ予定額の約15%を確保。
結局・・・。
欧州財政危機問題は、ドイツの意向如何という印象。
他国を痛めつけさせておいて、最終的に圧倒的なイニシアティブを取ろうという意図が見え隠れする。
だからいくら時間をかけてもドイツにとっては「まだまだ」。
ドイツの野望の前には、欧州各国も文句が言えない。
ある媒体では「弾丸を一発も撃たないで、二度の世界大戦を経ても手に入れられなかった全欧州の支配権を手に入れかけている。戦争の変わりにギリシャ危機やユーロを武器に17カ国を脅して支配下に置こうとしている」。
この見解は結構正しそう。
結論は「大野望のためには生かさず、殺さず」。
北京に行って温家宝首相に会い支援を求めるところなどメルケル首相も相当芸が細かい。
ジャスダック平均が昨日まで12日続伸。
場況のコメントは「個人の売買意欲の回復」。
証券業界が傍観者的立場で何の努力もしていないのに、個人の自助努力での回復という現実。
興味深かったコメントは「システムトラブルの余波で新興市場に個人の資金が流れた」。
本当にそうだとすると、個人の売買意欲は相当高まっていそうだが、どうも違いそう。
だったら業界は今何をするべきなのかという視点は全く感じられない。
企業側からは決算が続々と届く。
先日、夢真HD(2362)から届いた今9月期第1四半期の決算短信。
売上高26億円(前期比94%増)、経常利益2.8億円(同51%増)、
純利益1.7億円(同73%増)。
通期見通しは売上高110億円(前期比61%増)、経常利益13.5億円(同199%増)、
純利益7億円(同584%増)。
その背景は・・・。
「当社グループの中核事業であります建築技術者派遣事業におきましては、
新設マンション着工戸数の回復、東日本大震災の影響による首都圏近郊での改修・補修工事、
耐震補強工事等の増加、さらに首都圏での技術者不足の影響により、
技術者派遣の需要は大きくなっております。
その結果、当第1四半期連結累計期間の平均稼働率は99.1%。
前年同期平均98.2%と比較し0.9ポイントの増加となりました。
また、東北復興に備え注力している採用活動の効果等により、昨年末現在の技術者数は916名となり、前年同月末793名と比較し123名増加いたしました」。
業績が確実に伸びている印象。
「円高とか何とか」という言い訳がないのが結構心地良い。
そういえば・・・。
東映アニメ(4816)も今期3度目の上方修正と好業績。
1月30日の上方修正では連結経常利益は42億円から50億円(前期比9.4%増)の見通し。
アニメ「ワンピース」の版権ビジネス、ソーシャルゲーム配信が好調という。
そして・・・。
劇場用長編アニメーション作品「虹色ほたる ~永遠の夏休み~ 」の製作を発表。
5月19日から全国劇場公開の予定。
「あたたかな日本人の原風景と、人と人との絆、そして生き生きとした少年少女たちの姿。父親との思い出、昆虫採集、花火、夜店、夏祭り、子ども同士の友情、淡い初恋・・・・・・。今は失われつつある、懐かしい日本の夏の姿を、そこには見出すことができるでしょう」。
日経電子版では「個人の勝算」の記事。
「『パスワードを忘れたので、教えてほしい』。
日経平均株価が8700円台に乗せた1月20日以降、ネット証券各社に個人投資家からの問い合わせが相次いでいる」との報。
「株価が動き始めれば、市場に人は必ず戻ってくる」というのが過去の経験則。
チマチマとして動かない為替、世界動向ばかりを気にする商品。
これらの台頭が、マーケットコメントを面白くなくしている部分もある。
狭い領域のマーケットを相手にしているから誰が言ってもほとんど一緒。
上か下かの2極しか、あるいは変わらずを足して3極しかない。
株価指数もほぼ似たようなもの。
ところが、個別株は何千銘柄も存在し、一つ一つ顔が異なる。
だから数多くの視点が百花繚乱。
だからこそ妙味が尽きない筈。
動き始めれば、そのDNAは間違いなく復活すると考えたいところ。
少なくとも経済指標の予定オンパレードのマーケット解釈とは一味違う筈。
ただ、求められるのは「上昇下落」ではなく、たぶん「動く」ことの要因の方が大きいのだろうが・・・。
因みに昨年はこんな替え歌を作っていた。
遠い夢捨てきれずに兜町に戻った
穏やかな春の陽射しがゆれる静かな取引所
塩漬けより悲しみより憧れは強く
寂しさと背中あわせの一人きりの旅立ち
動き始めた世界の株式指数
流れていく株価だけをじっと見ていた
買い物吹雪の兜の空は
悲しいほど赤く澄んで胸が震えた
株をして株に破れ眠れずに過ごす
コンピュータの画面越しに見てた板の明滅
兜町で夢追うなら、もう少し強く
ならなけりゃ時の流れに負けてしまいそうで
まぶた閉じれば浮かぶ株価が
迷いながらいつか帰る株の故郷
買い物吹雪の兜の空へ
いつか帰るその時まで夢は捨てない
週末:京都市長選挙、米スーパーボール、アジア太平洋サミット(バンコク~7日)
6日(月):さっぽろ雪祭り、メキシコ・NZ休場
7日(火):12月景気動向指数、米3年国債入札、豪州準備銀行理事会
8日(水):12月国際収支、1月景気ウォッチャー調査、米10年国債入札、独12月貿易収支、
英中銀金融政策決定委員会
9日(木):12月機械受注、1月マネーストック、工作機械受注、オフィス空室率、
米30年国債入札、OPEC月報、ベルリン国際映画祭、中国消費者物価、生産者物価
10日(金):オプションSQ、1月企業物価、復興庁発足、エルニーニョ監視速報、
米12月貿易収支、ミシガン大学消費者信頼感指数、1月財政収支、中国貿易収支
SQに向けて仕上げの週。
アメリカは国債入札週ながらむしろ足元のイケイケトレンドにかき消されそうな気配。
気になるのは米スーパーボール。
土曜日経夕刊のコラム「ウォール街ラウンドアップ」。
紹介されていたのは「NYジャイアンツ」のアノマリー。
ウォール街のあるNYのフットボールチームジャイアンツがスーパーボール進出を決めた。
「NYジャイアンツが優勝を決め、ウォール街の雰囲気が一段と明るくなれば・・・」。
そういう願いが高まっているという。
ただ問題はそのアノマリー。
NYジャイアンツは過去4回スーパーボールに登場。
そのうち3回はその年の株価は急落したとの指摘。
1987年=10月にブラックマンデー。
2001年=9月に同時テロ。
2008年=9月にリーマン・ショック。
もしもNYジャイアンツがニューイングランドペイトリオッツに勝ったら秋には注意ということかも知れない。
もっとも・・・。
ジャイアンツはNFCチームなのでスーパーボールのアノマリーからは勝たなくはいけないのだろうが・・・。
個別ではスマホ関連部品が好調な航空電子(6807)、超硬切削工具に期待感のあるOSG(6136)に期待感。その他NRI(4307)、生化学(4548)、住友ゴム(5110)、SPK(7466)が動兆。
1月5日に発刊された『株リベンジの条件』。
同書の中で注目した銘柄はアルコニックス(3036)、夢真HD(2362)、カナモト(9678)。それぞれ1ヶ月で20%近く上昇。あとは長期保有候補の桧家HD(1413)を待つというところ。