経済キャスター・岩本秀雄 | ブー子のブログ

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国や社会の潜在的な力を信じること
それが株式投資で成功する秘訣につながる


◎悲観論者は株式投資をしてはいけない

「悲観的な予測ばかりする人は、極めて重要な点、確かな点を見逃している。人類はまだまだ潜在能力を使い切っていない。潜在能力を解き放つ米国のシステムは健在であり有効だ」。

少し長いけれど、この日、いちばん気に入った言葉なので、まず、冒頭での引用をお許しいただきたい。海外通信社のロイターが、28日に配信したウォーレン・バフェットの言葉である。

“オバマの賢人”といわれ、米国で資産第2位の個人株主(第1位はマイクロソフトのビル・ゲイツ)として大成功した人が、このほど株主向けに送った手紙(ロイターは「バフェットの手紙」として紹介している)の一節である。

自らの国や社会の潜在的な力を信じること。その楽観的な立場こそが、株式投資で成功する秘訣であるように思われる。

極論すれば、悲観論者は株式投資をすべきでないのである(実際、悲観論者の投資家というのは存在しないだろうが…)。

楽観的であるからこそ、「日本の政治や経済の状況を憂える」という姿勢は常に必要だが、最後の最後まで見捨てない。それこそが、この国にいて、生活を続ける日本人投資家のあるべき姿なのだろう。

◎底堅い航空機関連の大阪チタニウムと東レ

さて、引用した言葉の最後のセンテンス「米国のシステムは健在…」は、日本人にとっては余計な話のように映るが、ここは大事な点である。

米国の経済システムがうまく機能し、順調な回復過程を辿るなら、日本経済に好影響を与え、日本株にも上昇の追い風となることはこれまでもあったこと。

米国の経済統計は順調に改善しており、今週は製造業(1日)、非製造業(3日)の企業景況感指数(ISM指数)の発表があり、週末の4日には2月雇用統計が明らかになる。

1月も2月も、雇用統計発表後に米国株は上昇していた。

もちろん、リビア情勢は依然として不透明だし、地政学的なリスクに対する慎重さは必要。悲観は禁物だが、慎重さはいつも懐に用意しておきたい。

このところ短期調整下での戻り局面に入ったかのような市場だが、海外要因による瞬間的な揺さぶりには気をつけたい。

ただ、こちらはリビアの政治体制がどうなるかということよりも、原油市況がどうなるか、ということが焦点になる。そればかりは今から予測もできないから、慎重さが必要なのである。

さて、最近の動きからは大阪チタニウム(5726) (東1/100株)の底堅さに注目している。

航空機用チタン合金だけでなく、最近は中東での海水淡水化装置向けに需要急拡大が見込まれていることが材料となっている。このため、サウジの政情が気にされるような中東不安は相場にとってマイナスだが、それでも株価は高値圏で極めて底堅い。

ボーイングの「787」はどうにも期待外れの推移だが、既存機種の受注が好調なのは救われる材料。同社が増産投資に踏み切ったように、この先、急速な需要拡大が見込まれている。

航空機関連では、東レ(3402) (東1/1000株)が先駆して昨年来高値更新となったが、次はこの銘柄に人気が回るかもしれない。