あえて、ハイ・ボラティリティ銘柄を狙う!
長期妙味の大きい日東電工
◎やがて到来する絶好の買い場に備えるとき
全般相場は、にわかに波乱含みの展開となっています。リビア情勢、原油価格の動向が気掛かりですが、テクニカル指標は相次いで売りシグナルを発しています。目先の調整はやむを得ません。
したがって、ここは売れるものはできるだけ売って買いポジションを落とし、次に備える作戦が有効でしょう。いずれ絶好の買いチャンスが訪れます。
その局面において、「ない袖は振れないチャンチャンコ!」、「鯨三文と言われても銭がなければ買えぬ」。そのような〝愚〟は避けるべきです。
もちろん、短期的には一服商状ですが、中・長期的には不安はありません。
筆者はかねてより、2011年相場について、日経平均株価が早い段階(今年前半)に、昨年4月5日の高値11,339円を奪回し、そしてリーマン・ショック直前の水準(2008年9月12日の12,214円を目指す、と主張しています。
◎暴騰劇の夢よふたたび!
この株高シナリオは不変です。さて、ここでの狙い目は?
買いやすいのは双日(2768) (東1/100株)、みずほフィナンシャルグループ(8411) (東1/100株)などの出遅れ、かつ低位株でしょう。テーマ性も十分です。ただ、買い安心感があるものの、こんな銘柄はそれほど大きくは上がらないものです。
ここはあえて、ハイ・ボラティリティ銘柄を狙うという作戦はいかがでしょうか。
日東電工(6988) (東1/100株)は、2月18日に5,210円の高値をつけたあと調整しています。〝高所恐怖症〟の人は、まず手が出ません。
しかし、この銘柄は液晶テレビの創世~普及期に1,640円(2001年9月4日の安値)→10,890円(2006年2月3日の高値)と、6.6倍の暴騰劇を演じています。
それが、2008年12月4日には1,412円まで急落します。約8分の1です。これは、2006年3月期の連結1株利益332円が、2009年3月期にはわずか2円弱まで急減、この業績悪化を受けたものです。
そして今回です。スマートフォン、タブレットPC向けのITOフィルムなど世界シェアトップ商品の伸びに支えられ、2011年3月期の連結1株利益は356円、2012年3月期は398円と、ピーク水準を大幅に上回ります。
いま、これを評価する相場が始まっているのです。前回は2003年5月29日に1,700万株、600億円の自社株買いを発表しており、7.7倍は無理でしょうが、長期なら8,000~9,000円は十分見込めるのではないでしょうか。