値上がり銘柄数969、メガバンクが買われ日立製作所も物色された
29日の東京株式市場は小幅反発した。前引けの日経平均株価は前日比17.3
1円高の1万0309.94円と1万0300円台を回復した。TOPIX(東
証株価指数)も小幅反発。朝方は実質休暇モードで商いは低水準になると見られ
る中、対ドル、対ユーロでの円高から売り先行となったが、前場中ごろからプラ
ス転換した。
特に新規の材料が出たわけではないが、朝方売り要因とされた対ドル、対ユーロ
での円買いが一巡したことで、日本株も売り一巡後に買い直された。商いが低水
準で推移しているため。ある程度まとまった買い注文が入ると値が飛びやすいこ
ともプラス転換につながった。
現地28日の海外外為市場では、日本の11月の鉱工業生産指数速報値は、6カ月ぶ
りにプラスに転換したことなどからドル・円は一時1ドル=81円81銭と11月12
日以来、約1カ月半ぶりの高値を更新。ユーロ・円は107円台と3ヵ月ぶりの円
高値水準となったが、年末特有のポジション調整との見方から、きょうの東京市場
ではドル・円は82円前半で小動きに推移し、ユーロ・円は一時108円15銭ま
で円安方向に振れた。
商いそのもの低水準。東証1部の出来高は5億5876万株、売買代金は3462億
円にとどまった。寄り付き前の外資系証券注文状況は買い越しだったが、株数ベース、
金額ベースともに低水準だった。商い低水準は値動きの悪さにもつながった。通常、
前日比変わらずとなる銘柄数は100以下だが、きょうは300超に達した。
東証1部の値上がり銘柄数は969に達した。メガバンクが揃って買われ、日立 <650
1> には好材料が相次ぎ物色された。トヨタ <7203> 、日産 <7201> が高く、双日 <2
768> も高い。双信電機 <6938> が3日連続のストップ高となり、高岳製作所 <6621>
が出来高を伴い大幅高となった。
半面、値下がり銘柄数は419。キヤノン <7751> が下げ、野村 <8604> が軟調展開
となった。ソニー <6758> や本田 <7267> が下げ、エルピーダ <6665> が安い。