日経平均87円の10216円:X’マス、朝鮮半島情勢、アジア株安で買い手控えられる
週明け20日の東京株式市場は全般手掛かり材料難の中、下げ基調となった。大引
けの日経平均株価は前週末比87.42円安の1万0216.41円と続落。織値
ベースで12月13日以来の1万0300円を割り込んだ。一時は1万0200円
を割り込む場面があった。後場に入り、アジア各国・地域の株式市場が軒並み安と
なり、株価指数安から現物株指数も下げた。TOPIX(東証株価指数)も続落し、
12月13日以来の終値ベースでの900ポイント割れ。商いも低調。東証1部の
出来高は17億0906万株と12月8日以来の20億株割れとなった。売買代金
は1兆1713億円とかろうじて1兆円台を維持した。
手掛かり材料難の中、小口の売り買いが交錯している。外国人が本格的にクリスマス
休暇入りするため、同セクターの積極的な買いは期待できない状況となった。途中、
休日をはさむため市場参加者が減少、積極的な売買は手控えられた。また、上海総合
指数がプラスで始まったものの、マイナス転換。シンガポールもマイナス転換したほ
か、韓国、香港市場ともに軟調展開となり日本株の足を引っ張った。韓国軍が11月
に北朝鮮の砲撃を受けた延坪島(ヨンピョンド)沖での射撃訓練を20日に実施する
と発表しているのに対し、北朝鮮が1953年に締結された朝鮮戦争の休戦協定に違
反するもので、「いかなる代償を払っても戦争を起こそうとする」「邪悪な意図」が
あると非難しており、気がかり材料となった。午後2時半から韓国軍は射撃訓練を開
始。
小沢元民主党代表の政治倫理審査会への出席を求める菅・小沢会談が不首尾に終わっ
たことから、民主党分裂の危機をはらみながら、政局不透明感が増してきており、買
い手控えにつながった面がある。一方、個人を中心に中小型株物色の流れは継続して
おり、日経ジャスダック平均は15日連続高。また、年末特有の「棹尾の一振」を期
待する買いも流入している。2001年以降、最後の1週間に関してはすべてプラス
で推移していることが一部の市場関係者から注目されていた。
国内証券のテクニカル分析では、「日経平均はSQ値の10420円を上値、25日
移動平均を下値にしたレンジ相場」との見方を示している。その上で、「週足一目均
衡表の雲の上で推移すれば強気転換、雲に入ってしまうと調整局面入り」と予想して
いる。別の国内証券では、「日経平均は長期のボックス相場内に留まる」との見方を
示し、「円高進行が想定される年前半に安値9000円接近、年末に高値12000
円」を想定している。
東証1部の値下がり銘柄数は1102に達した。主力の輸出関連株に下げが目立つ。
トヨタ <7203> が下げ、ホンダ <7267> と10月末以来の株価逆転。ソニー <6758> 、
キヤノン <7751> 、TDK <6762> のほか、コマツ <6301> 、ファナック <6954> が
軟調展開となった。三菱UFJFG <8306> 、みずほFG <8411> が下げた。
半面、東証1部の値上がり銘柄数は446。ホンダが上伸し、ソフトバンク <9984> 、
NTTドコモ <9437> が高い。グリー <3632> 、DeNA <2432> も買われた。三井住
友FG <8316> も堅調展開だった。