寄り付き前の外資系証券注文状況は外国人投資家は13日連続の買い越し
15日の東京株式市場は売り買い交錯に前日終値を挟んでの小幅レンジのもみ合い
が続いた。大引けの日経平均株価は前日比6.99円安の1万0309.78円と
3日ぶりに反落した。一方、TOPIX(東証株価指数)は小幅ながらも3日続伸。
全般に方向感に欠ける展開となった。朝方は米国株高を受け買い先行の展開となっ
たが、戻り待ちの売りや利益確定売りに上値を抑えられた。日経平均株価の日中値
幅は57円強にとどまった。ただ、先高観も根強く下値では外国人買いが活発化し
ている。中小型株を出遅れ物色する動きも続いた。東証1部の出来高は20億68
89万株、売買代金は1兆4875億円。
為替市場は落ち着いた動き。ドル・円は83円94銭、ユーロ・円は112円05銭
まで円安方向に振れる場面があり、株価の下値を支えたが、一方で上海総合指数が軟
調推移したほか、香港、シンガポール市場がさえない値動きとなっており、日本株の
上値を抑えた。日経平均株価は後場寄り直後に1万0300円を割り込む場面があっ
た。全般には「押しそうで押さない」展開。「先行きに期待感が高まってくると出遅
れている割安銘柄を見直す動きが強まる」との見方から、出遅れ銘柄を物色する動き
が継続している。
外国人買いが継続している。寄り付き前の外資系証券注文状況は13日連続の買い越
し。バスケット取引は売りなしに対し買いは260億円。欧州系の買いが継続してい
る。10日に付けた「幻のSQ(特別清算指数)値」1万0420.74円が市場で
は意識されている。TOPIXが瞬間的に900ポイント台を割り込む場面があった
が、SQ値897.85ポイントを上回って推移したため先高観は根強い。
主力銘柄以上に中小型株への物色が続いている。国内証券では、「円高一服と新興国
経済の拡大が続くことなどを背景に、景況感が再び改善に向かう」と予想した上で、
「2011年は中小型株が離陸する年」と位置づけている。別の国内証券でもバリェー
ションの割安な中小型株をリストアップしている。
東証1部の値上がり銘柄数は895。トヨタ <7203> が買われ、ファナック <6954>
が高い。キヤノン <7751> が堅調展開。ソニー <6758> がプラス転換した。三井物産
<8031> 、三菱商事 <8058> など総合商社株も上伸した。
半面、値下がり銘柄数は591となった。ソフトバンク <9984> が下げ、三井住友FG
<8316> 、三菱UFJFG <8306> が軟調展開。コマツ <6301> が下げ、国際帝石 <16
05> が下落した。