[澤部 潔先生の増田足コラム 12月10日号] | ブー子のブログ

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[澤部 潔先生の増田足コラム 12月10日号]


SQ契機に波乱の芽も
来週半ばまでスピード調整の公算も

 大台回復後も、まずは順調な上昇波動を演じてきた東京市場ですが、少し波乱の目も見えてきたように思います。

 3ヶ月ごとのメジャーSQだった10日の日経平均は寄り付きに最近の戻り高値を更新した後、一転急落し大引けは74円安。日経平均における乱高下の背景には、一部外資系による、先物市場におけるややイレギュラーな商いがあったとする見方も出ているようですが、「天底アナライザー」で指摘しているように、高値圏に出た大陰線と抱き陽線は、SQという事情を差し引いても、少々、いただけません。増田足も3日足の先読みがブルーに転換。日経平均と連動するケースの多いファナック、京セラといった指数採用値がさ株も、同様の足形を見せています。

 10日は、相場全体の「温度」を測るモノサシである増田レシオも、日経平均ベースでプラス64・4%まで上昇してきました。増田チャートの教科書によると、増田レシオは70%―75%を超えてくると、相場は過熱していると判断されます。現状、そこまでいってはいませんが、スピード調整を入れてもおかしくない水準ではあります。

 カレンダーを見ると、11日に中国の主要経済指標が出てくるほか、14日・FOMC、15日・12月調査の日銀短観と、来週半ばにかけ、日米中で主要経済イベントを控えています。リズムから行くと、その中身を確認する形で全般、いったん調整波動入り、その後仕切り直しに転じる流れと見ていますが、果たしてどうなるか。

 物色の流れを見ると、指数採用値がさ株や先駆した輸出株の一角が下押すなか、メガバンクや大手鉄鋼株など、出遅れ大型株は、全般波乱のなかでも堅調な足取りを見せています。先駆した株が利食われて、出遅れ株が買われる。要は、循環物色が機能し始めている訳で、これはいい兆候。日経平均が大台を回復した後も、外国人投資家が日本株買い越しの姿勢を貫いているのも心強いところです。仮に、目先、調整含みの展開に入っても、これまでの波動に乗れなかった投資家にとっては、むしろ「掉尾の一振」に向けて玉を仕込む、絶好のチャンスになるのではないかと思います。

 大型金融株の底上げの流れに乗るなら、反発軌道が本格化してきた第一生命(8750 東1 1株)の動きに付くところでしょうか。4月1日の上場以来、ほとんどいいところなく推移していましたが、11月2日の9万6700円で底入れ後は、一転、吹っ切れた動きを見せています。10日の終値は13万3500円と、株価は公募価格が見える水準まで戻し、増田足のパターンも極めて良好。取り組みも良し。公募価格を超えてくると、打ち返し増加も考えられますが、それをうまく吸収するようだと、中勢、上場直後に付けた高値16万8800円更新も視野に入ってくるのではないかと思います。

 押し目買い狙いでは8日に戻り高値1163円まで買われた後、ひと呼吸入れている住友電工(5802)。増田足推移は日足、週足とも極めて健全。1200円台半ばの因縁場がありますが、ここを抜けてくると、大相場も。個人的には、来年の大化け候補の一つに考えています。