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損したらどうしよう、と思ったら、やめればいい。
それはやりたくないことだから。

損してもいい、と思ったら、やればいい。
それはやりたいことだから。

今、ケータイの待ち受け、何? ブログネタ:今、ケータイの待ち受け、何? 参加中


子供の写メです。

おかしいもので、

毎日顔を突き合わせているのにも拘らず、

携帯の我が子の写メを見るとホッとします。

さっきはあんなに怒ってごめんね。と写メに言ってみたり、

ママ今日も頑張らなきゃな。と気合を入れてみたり。

勇気を貰ったり、

優しい気持ちにさせて貰ったり、

写メに写っている子供の顔が『いま』と言う一瞬を価値有る物にしてくれます。

また、ムッチーの待ち受けは私が撮って送った湧き水の写メを使ってくれていました。

この人の優しいところです。



  『奈々子に』
 赤い林檎の頬をして
 眠っている 奈々子。

 お前のお母さんの頬の赤さは
 そっくり
 奈々子の頬にいってしまった
 ひところのお母さんの
 つややかな頬は少し青ざめた
 お父さんにも ちょっと
 酸っぱい思いがふえた。

 唐突だが
 奈々子
 お父さんは お前に
 多くを期待しないだろう。
 ひとが
 ほかからの期待に応えようとして
 どんなに
 自分を駄目にしてしまうか
 お父さんは はっきり
 知ってしまったから。

 お父さんが
 お前にあげたいものは
 健康と
 自分を愛する心だ。

 ひとが
 ひとでなくなるのは
 自分を愛することをやめるときだ。

 自分を愛することをやめるとき
 ひとは
 他人を愛することをやめ
 世界を見失ってしまう。

 自分があるとき
 他人があり
 世界がある。

 お父さんにも
 お母さんにも
 酸っぱい苦労がふえた。

 苦労は
 今は
 お前にあげない。

 お前にあげたいものは
 香りのよい健康と
 かちとるにむずかしく
 はぐくむにむずかしい
 自分を愛する心だ。

1957年出版 「消息」より  吉野弘