[北浜 流一郎先生の株式コラム 07月22日号] | ブー子のブログ

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[北浜 流一郎先生の株式コラム 07月22日号]




東京株式市場、円高に死す。
通貨供給量を増やし、円を下げろ。

 なぜ東京株式市場はこんなにも下げなければならないのか。これほど下げねばならないような問題が日本にあるのか。こんな疑問を持たれる方も多いのでは。私もその人です。東京市場がこんなに下げねばならない理由など見当たらないからです。

 でも実際は下げています。日経平均株価は9200円台。7月6日に付けたザラバ安値の9091円には少し距離があるものの、とても喜べる状況ではありません。
 これほど下げるには、それ相応の理由がなければなりません。先の参院選挙での与党大敗によるねじれ国会による審議遅れを懸念してのことか。それとも他に隠れた病巣でもあるのか。 
 
 主犯はもちろん分かっています。為替の円高です。円はこのところ次第に水準を上げ、86円台半ばへと上昇しています。ねじれ国会による審議遅れ懸念があるのなら、円安になってもよいところです。

 正直私はそれに期待していました。政局の混迷は円の売り材料になってもおかしくなかったからです。しかし円は下げないどころか、上昇続きです。
 東京市場の低迷は、実はこの一点にあります。円がなかなか下がらないどころか、年初来高値を更新し、昨年11月につけた高値84.83円に近づく気配を見せている。これが問題です。

 背景にあるのはドル安。こんな見方が一般的であり、確かにそれは否定できないのですが、日本政府の対応次第ではこの円高は改善可能なものです。
 円高はどうしようもない。為替市場に介入するわけにもいかないし。財務省などはこんな考えであり、実際には円高容認、それが言い過ぎなら円高放置です。

 しかし円は下げられるのです。どうやってそうするか。通貨供給量の増大です。円が上がるのは円の価値が高いからです。それを低めるには、円=お札をどんどん刷る。これが有効なのですが、日本銀行はそれをしません。日本は世界でもっとも通貨を増やしていないのです。
 それでいて、円高だ、困った、でも、どうしようもない、といっているのであり、これでは円は下がりませんし、株は上がれません。

 この点でぜひ政府にお願いしたいのは、日銀に通貨供給量を増加させることです。日銀はそれに乗り気ではないでしょう。しかし円高による弊害は計り知れません。それを考えると、日銀に通貨供給量を増やさせる。これが急務となっています。

 しかし、菅首相も財務省も日銀に仕事をさせることは出来ないでしょう。そこでわれわれ投資家としては、資金防衛策として、円高でも株価が上がる可能性の高い銘柄。あるいは円高で株価が下げたところで拾っておけば、少し円安に戻ったところで上がってくれる可能性の高い銘柄。これらにシフトする。こうすれば生き残れます。

 で、具体的な注目銘柄としては、まずはSUNX(サンクス、6860 東1 100株)です。この会社はセンサー主体にレーザーマーカーに強い会社です。しかしこれだけでは投資できません。
 注目材料はこの会社がパナソニック電工の子会社であり、10月からはパナソニック電工SUNXと社名変更することです。それとともにパナソニック電工からFA機器部門の譲渡を受けます。一挙に収益増となるため、株価は一服中のいまのうちにシフトしておきたいものです。

 私がいつも不思議に思うのは、日本は米が主食と言いながら、米を単にご飯として食べるだけで、米の麺類などはほとんど見かけないことです。海外には米の麺類が食されているのに、です。
 しかし米麺に次第に関心が集まりはじめています。で、粉ビジネス最大手の日清製粉グループ本社(2002 東1 500株)です。米粉の消費は今後拡大すると見てよく、粉最大手のこの会社の株に投資して上昇を待ち。これがお勧めです。

 米の次はブロッコリーです。ブロッコリーの種や苗に強い会社であるサカタのタネ株(1377 東1 100株)が魅力的です。実にこの会社はブロッコリーの種や苗で世界首位なのです。他にはトマトにも強く、野菜の消費が不滅であることを考えると、株価はゆるやかな上昇が見込めます。