[北浜 流一郎先生の株式コラム 05月20日号] | ブー子のブログ

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[北浜 流一郎先生の株式コラム 05月20日号]


悪材料、気がかり材料ラッシュ続く。自律反発を待とう。

 
 まだ「ギリシャ悲劇」の幕が降りません。週が明けるごとに今週こそ幕が降りるのではと期待するのですが、それは上がったままであり、悲劇が演じられ続けています。そのため東京株式市場は、「エーゲ海」で溺れかけている有り様。なんとも厳しい状況が続いています。

 しかも、いまは市場の関心事がギリシャからユーロ圏全体に及びつつあります。ギリシャをはじめ、財政危機に陥りつつある南欧諸国の財政を建て直すには、それらの国々はもちろんのこと、支援するドイツやフランスなども緊縮財政が求められます。それが経済成長の抑制要因になる。世界の株式市場はこんな見方をするようになり、株は売られる一方となっています。

 このような状況はいつになったら終わるのか。残念ながら世界中の誰も予測出来ない状況となっています。南欧諸国の財政危機の落としどころが分からないからです。

 それでは株はやりようがないではないか。こうなってしまうでしょうが、実はそうではありません。株式市場はいつも理屈を超えた動きをしています。いまはそれが下方に向かっているということであり、多くの投資家は困惑している最中ですが、そんな中で新たな浮上が始まるのです。
 それは通常、自律反発という形で目に見えるようになります。いまはそのための土台探りの状況といえます。

 ほぼ発表が終わった3月期決算企業の11年3月期予想は、期待以上に好転向上する企業が多くなっていました。5社に3社ってところです。しかし現在の市場はそんなことにはお構いなしに下げています。
 その上です。朝鮮半島の不安定化懸念まで加わりはじめました。

 こんな状況での投資は、売り込まれた主力株の下げ止まりを待って出動する。これが有効であり、いまはその準備に入りたいところ。具体的には以下のような銘柄に注目です。

 まずはたびたび取り上げる旭硝子(5201 東1 1000株)です。この会社には経営上3つの柱があり、それらが全部好調です。自動車用ガラス、液晶テレビ用ガラス、住宅用ガラスとすべて増収増益なのです。だから株価は上がるとは限らず、実際いまは下げているのですが、この下げは全体のあまりの悪化に引きずられたもの、回復に転じる日は遠くないと見てよく、現在水準で拾っておきたいものです。

 騰勢著しかったニッパツ株(5991 東1 1000株)も反落中です。バネ最大手であり、自動車用、そしてパソコンに使われているハードディスクドライブ用バネ需要も好調です。株価はそれを好感、急騰したのですが、さすがに反落中です。だから見逃さないようにしたいものです。

 最後にいすゞ自動車(7202 東1 1000株)を。小型トラックで首位のメーカーであり、世界的に経済が復調中であることを背景、小型トラックの需要が上向きはじめています。この点に着眼、株価が25日移動平均線まで下げたところでもあり、そっと拾って回復を待つ作戦がお勧めです。