[澤部 潔先生の増田足コラム 04月23日号]
先物主導で神経質な展開が続くか
決算一巡までは小型株・材料株指向?
一転、調整ムードを強める東京市場。キッカケは前週末、東京市場引け後に開いたNY株市場を襲ったミニショックでした。米SECがゴールドマンを詐欺で提訴。マスコミで既にご存知でしょうから詳細は避けますが、そのニュースを受けて16日のNYダウが一時170ドル超の大幅安。週明けの東京市場は大揺れの展開となりました。波乱は米国で「ゴールドマンショック」が一巡した後も続き、先物主導の乱高下の末、23日の日経平均は結局1万1000円を大きく割り込んだ水準で終わっています。
指数だけでなく個別銘柄の調整も進んでいます。22日の日経平均6色パターンは上昇3波動が48.9%、下降3波動3色が51.2%と過半の銘柄が調整波動入り。日経平均が高値を取った4月5日がそれぞれ93.3%、6.6%だったことを踏まえると、様変わり。21日の急戻しが効いて22日、23日と短いピンクの3日足を引いた増田足ですが、週明けを見通す先読みはブルー継続。先物での乱高下を嫌う形で新興市場の小型株や低位材料株を個別に物色する機運は続いていますが、少なくとも指数に関しては来週も神経質な動きが引き継がれそうです。
来週は日本でも決算発表が本格化します。26日・日立建機、花王、27日・コマツ、シャープ、京セラ、海運大手、28日・鉄、住金、ホンダ、野村、重工、30日・富士通、三菱電、住商、地所、三井不、東電などが発表を予定。
NY市場はSECによるゴールドマン提訴やギリシアのソブリンリスクなどの懸念材料を好調な企業業績がカバーする動きを見せています。企業業績は日本も好調。野村証券の調査では前3月期の経常が7.4%増益、今期は57.9%増益、来期も22.8%の増益になるとしています。決算発表で中身を確認することで、NY同様、ストレートに業績を評価する、そんな展開に入ることが期待されます。
当面は少し材料株色の強い銘柄の個別物色でしょうか。
人気の売り込み株ではGSユアサ(6674 東1 1000株)が徐々に雰囲気を強めています。一時期悪化していた取り組みも直近ベースでは売り1661万株に対し買い3493万株と信用倍率2.1倍に改善。