2010年4月21日
全日本空輸(9202) メリルがレーティング格上げ、アジアのエアラインに対して強気強調
メリルリンチでは、グローバルエアライン需要の回復や、日本のエアライン固有の燃料税や高額空港着陸料の軽減措置、国際航空貨物の価格競争力強化などを評価し、20日付で全日本空輸<9202.T>に対するレーティングを「アンダーパフォーム」→「買い」に格上げ、目標株価を200円→380円に引き上げている。また、同社のレーティング格上げに伴い、アジアのエアラインに対する強気スタンスを更に強調したいと解説している。
トランスジェニック(2432)の騰勢止まらず、S高寄り付き後も再びS買い気配に
トランスジェニック<2342.T>が東証マザーズ市場でストップ高で推移している。1月25日の年初来高値17980円を一気に上抜き、2万円台回復。会社側が20日に尿サンプルによる癌診断の測定系に関する特許が米国で成立したと発表し買い人気化した。寄り前から買い優勢となり、いったんは午前9時45分にストップ高の2万260円で値を付けたが、その後も買い物が断続的に流入している。10時25分過ぎには同値で440株の売り注文に対し買い注文は1900株超に達しており、なお増加中。
ヤマハ発動機(7272) 公募還流新株売りで軟調推移
ヤマハ発動機<7272.T>が軟調展開となっている。20日に公募増資の払込みが終了、21日から新株受け渡しとなったため新株の還流による売りが出ている。発行価格は1231円で、20日終値1310円が上ザヤにあったため売り先行となった。
川崎汽船(9107)が高値急接近、「洋上LNG生産」で見直し買い
川崎汽船<9107.T>が続伸。4月5日に付けた年初来高値390円まであと1円に迫る場面があった。21日付日経1面トップで「洋上で液化天然ガス(LNG)を生産する事業に乗り出す」と伝えられ、好感買いを呼び込んだ。高値からの調整一巡感が台頭していたタイミングでの「ポジティブ材料」に敏感に反応した格好。信用買い残の整理が進んでいるうえ、PBR0.89倍から見直しが進みやすくなっている。
「マザー・マシン」受注好調で、機械株の一角に買い
機械セクターに買い人気が向かっている。ファナック<6954.T>、安川電機<6506.T>が4日ぶりに、牧野フライス<6135.T>が3日ぶりに反発した。日本工作機械工業会が20日発表した3月の工作機械受注額(確報値)が758億円と前年同月比約3.6倍になったことから工作機械関連株に見直し買いが流入。工作機械は機械を作る機械ということから別名「マザー・マシン」ともいわれ、その受注動向は設備投資動向の先行指標となっている。安川電機は20日に発表した2011年3月期の営業損益は80億円の黒字と前期の赤字から浮上する。市場の一部ではコンセンサスを下回ったため売り先行となったが、むしろ上振れ期待の方が強まり、朝安の後プラス圏に浮上している。
コムシス(1721)・つうけん(1940)に買い気、経営統合で業界再編期待
つうけん<1940.T>が東証2部で買い気配スタート。20日にコムシスホールディングス<1721.T>が株式交換によって、完全子会社化すると発表したことを好感した。10月1日にから連結される予定だが、交換比率は未定。コムシスは続伸。業界再編期待からの買いが流入している。ただ、野村証券では「NTT<9432.T>グループの設備投資の抑制は2011年3月期も続く見通しであり、受注環境は厳しい。グループ全体での経営構造改革の加速が望まれる」とした上で、「業界再編への期待はあるが、それも経営効率の改善効果を見極める必要がある」としている。
セブン&アイHD(3382) JPモルガン証券がHDのガバナンスにROIC重視を期待
JPモルガン証券のレポートによると、セブン&アイ・ホールディングス<3382.T>の2010年2月期決算にはサプライズはなかったが、過去5年間で同社が計上した特別損失は3503 億円に及ぶとのこと。同証券ではホール
ディングスのガバナンス体制再構築により、最適資産配分のチェック機能を高め、ROICを重視した質を伴った規模拡大への転換が急務だと述べている。同社の株価は過去1ヶ月間で2割強上昇したが、バリュエーションはしまむら<8227.T>、ヤマダ電機<9831.T>、ニトリ<9843.T>などと比較するとかなり割高な水準となっている。同証券では、株価上昇の背景には消費回復期待が多分に含まれているとしているが、今年度の消費環境も引き続き厳しい状況が続く可能性があるとコメント。投資判断「ニュートラル」を継続すると伝えている。目標株価は2050円から2100円へ引き上げ。
大日本住友製薬(4506) 三菱UFJ証券が業績予想を下方修正、目標株価引き下げ
三菱UFJ証券では、大日本住友製薬<4506.T>の2011年3月期について、Sepracor買収に伴う暖簾償却370億円の計上に加え、昨年12月に米国で申請した統合失調症治療薬ルラシドンのプレマーケティング費用約30億円が発生することを織り込み、予想を下方修正している。2012年3月期以降について同証券では、後発品使用促進策導入から、同社の長期収載品の後発品との競争を厳しく見込み、売上予想を下方修正、中期的な業績予想も下方修正。ただ、現状の株価は妥当レベルに近いとすること、2011年3月期の営業利益が100億円を下回る低水準になることは株価には織込み済みとして、レーティング「3」を継続すると伝えている。目標株価は940円から800円へ引き下げ。
日本テレビ放送網(9404) 野村、継続的費用抑制による収益の本格回復を予想
野村證券は4月20日付けで、日本テレビ放送網<9404.T>のレーティング「1」と目標株価7100円を継続した。景気の底打ちと視聴率改善、継続的な費用抑制などにより、2011年3月期上期から放送収入の増収転換が予想されるとのこと。競合他社に先駆けて本格的な収益回復局面入り及び事業運営上の転換点に着目し、強気の投資スタンスを推奨するとしている。2011年3月期は売上高3037億円、営業利益253億円と予想し、収益体質強化への取り組みで、中期的な営業利益率は10%台まで改善するだろうとの見方を示している。
6645 オムロン
[トピック]
制御機器の国内における回復と中国での成長に注目との声があがっている。生産活動の改善を背景に電機や自動車向けとして国内制御機器需要は回復傾向にあるようだ。中国では人件費の上昇、生産大幅増、産業高度化による工場の自動化が進展。制御機器売上拡大を示唆する声もある。
[テクニカル]
一目均衡表日足において、4月20日、株価は転換線と基準線を上抜いた。陰線となったものの、基準線水準での下げ止まりを見せている。転換線が基準線を好転できるかに注目したい。
9603 エイチ・アイ・エス
[トピック]
同社のアイスランド火山噴火による欧州向け旅行のキャンセル客数は、数百人規模にとどまるとの観測が出ており、ジェイティービーの1,914人、阪急交通社の約2,000人等と比較して、規模は大きくは無いとみられている。更に同社の場合、方面別一人当たりの利益寄与も地域差は大きくないため、連休前閑散期における数百人規模のキャンセルはさほど大きな痛手とはならないだろうとの指摘もある。
[テクニカル]
株価は25日移動平均線を下値の抵抗帯とする動きを見せている。5日移動平均線を上抜き、これを下値と出来るかに注目したい。
1961 三機工業
[トピック]
低迷していた短工期工事の受注に明るい動きが見え始めてきたとの観測が出ている。収益力強化は想定していた以上との声も聞かれ、民需のモメンタム改善が見込まれる中、恩恵享受による期待感の高まりが見られる。
[テクニカル]
一目均衡表週足において、4月20日、株価は先行スパン上限を上抜いた。今後はこの先行スパン上限を下値の抵抗帯と出来るかに注目したい。
2309 シミック
[トピック]
2010年9月期上期は営業利益で会社計画を若干上回ったと見る向きがある。SMO(治験施設支援機関)の好調が同社の業績を牽引しているという。モニタリングの受注においては2010年9月期期初から回復の傾向がみられているとの声も上がっている。
[テクニカル]
一目均衡表日足において、株価は転換線を下値として推移している。基準線が上昇し直近で転換線を上回る可能性が出てきていることから、基準線に上回られた転換線が早めに好転できるかに注目したい。
4042 東ソー
[トピック]
国内外の塩ビ樹脂需要は順調であり、更に南陽工場におけるVCM(塩化ビニルモノマー)プラントも好調な状況であるという。現在の生産は能力を下回る水準ではあるものの、これはMDI(ウレタン原料)の稼動率上昇による塩酸処理量の増加や、3月に立ち上げたエチレンアミンの新プラント向けにEDCを振り向けていることなどに起因しており、需要サイドにおける不安はないとの指摘もある。
[テクニカル]
一目均衡表日足において、株価は転換線と基準線に挟まれた位置を推移している。基準線を下値の抵抗帯としていることから、先ずは転換線を上抜けるかに注目したい。(
9602 東宝
[トピック]
2010年2月期の営業利益は、2009年12月~2010年2月期に公開の映画が奮わず、192億円(前期比17.6%減益)であったという。しかしながら2011年2月期は大作映画が数多く公開予定である。映画事業の業績モメンタム改善、不動産事業からの安定収益、これらを見込んで2011年2月期の営業利益を好調とする声が聞かれている。
[テクニカル]
株価は5日移動平均線にそって推移している。上昇する25日移動平均線に下支えされている形を取っており、この25日移動平均線を下回らずに推移できるかに注意したい。
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2010年4月20日
東宝(9602)が3日ぶりに反発、国内外証券の高評価相次ぐ
東宝<9602.T>が3日ぶりに反発。会社側が19 日引け後に発表した2010年2月期決算はその前の期に「崖の上のポニョ」などの大ヒットがあった反動から営業利益は前期比18%減の192 億円にとどまったが、ほぼ市場の予想通り。むしろ今期の従来の会社計画から上振れて着地しており、好感されている。2011年2月期予想に関して国内外証券ともに「例年通り保守的」として増額修正を読み込む。ドイツ証券では「映画配給部門は大型ラインナップが揃っており、過 去最高を更新する可能性が高い。映画興行部門は 3D も貢献している洋画の 勢い回復の恩恵を享受しよう」としている。投資判断「BUY」継続、目標株価は1850円。野村証券でもレーティング「1」、目標株価2000円を継続。野村で2011年2月期営業利益について会社計画170億円を上回る235億円(前期比22.7%増)を予想。
いすゞ自動車が業績上方修正、黒字転換を好感して大幅高
いすゞ自動車 <7202> が急反発、年初来高値を更新して13円高の275円まで上昇した。寄り付き前に同社は2010年3月期業績見通しの上方修正を発表した。会社側発表した内容によると、連結ベースで売上高を従来予想の1兆600億円から1兆800億円に、営業利益を50億円の赤字から110億円の黒字転換、経常利益を70億円の赤字から110億円の黒字転換、最終損益を50億円の赤字から80億円の黒字転換と発表した。業績修正の理由として、国内とアセアン、海外の販売増加とグループ全体のコスト削減見直しに取り組んだ結果としている。
ACCESS(4813) スマート・グリッド市場参入を前向き評価、16万円台回復
ACCESS<4813.T>が東証マザーズで一段高。3日ぶりに反発し16万円台を回復。19日に会社側がスマート・グリッド(次世代通信網)市場に参入、スマートメーター(知的機能を備えたネットワーク対応型電力計)向けソフトを開発すると発表し、好感されている。アナリスト向け説明会に参加した市場参加者によれば、「ようやく業績で買える銘柄になった」と前向き発言も飛び出しており、今後、格上げ、目標株価引き上げなどが相次ぐ可能性がある。
吉野家HD(9861) 米国産牛肉の輸入基準緩和の動向等に注目~三菱UFJが予想修正
4月16日、吉野家ホールディングス<9861.T>が決算説明会を開催。同社は2011年2月期には利益のV字回復を目指している。三菱UFJ証券では、会社計画は概ね妥当とし、予想を修正。今後6~12ヵ月の目標株価を107000円から91000円へ引き下げている。同証券では、現在株価と目標株価との乖離はあるものの、流動性を考慮するとしてレーティングは「3」を継続。牛丼事業の建て直しと米国産牛肉の輸入基準緩和の動向を、今後の注目点として挙げている。
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(4281) コスモが投資判断格上げ
コスモ証券が16日付レポートで、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム<4281.J>の投資判断を「B」→「B+」へ格上げ、目標株価を28000円→53000円に引き上げている。
同証券では、事業環境好転により今後発表予定の四半期決算でも大幅増益が継続する可能性が高いと指摘し、これに伴う株価バリュエーションが期待できるとコメント。今後はコスト削減による利益回復から売上増加による利益回復を図る企業の増加を予想し、中期的にもインターネット広告需要は回復が続く可能性が高いと解説している。
エフ・シー・シー(7296) JPモルガン四輪部品の収益改善を予想、目標株価引き上げ
JPモルガン証券では、エフ・シー・シー(7296)の四輪部品の収益改善が大きく進むと推定。2010年度営業利益はブルームバーグコンセンサス予想90億円を9億円上回る99億円と予想、2011年度の営業利益は117億円と予想し、大型二輪部品の生産能力調整を進めれば更なる収益改善余地があると解説している。19日付レポートでは、レーティングは「ニュートラル」を継続、目標株価は1400円→1600円に引き上げている。
三菱ケミカルHD(4188) 大和証券CMが予想を大幅増額修正
三菱ケミカルホールディングス<4188.T>の株価は6割程度上昇。三菱レイヨン<3404.T>へのTOB成立が好感されたようだ。大和証券キャピタル・マーケッツでは、TOB成立や期末取材等を踏まえて同社の業績予想を大幅増額修正し、2010年度営業利益は1500億円程度まで急回復を予想している。また、2010年度に過去最高営業利益更新が視野に入ったとコメント、レーティング「2(強気)」を継続すると伝えている。
トヨタ(7203)の制裁金支払いで「悪材料出尽くし」か、4日ぶりに反発
トヨタ<7203.T>が4日ぶりに反発。米運輸省と同社は19日、トヨタがリコール問題に関して1637万5000ドル(約15億円)の制裁金を支払うことで合意したと発表した。今朝の反応を見る限り、市場では「悪材料出尽くし」と受け止められたようだ。ただ、米運輸省とトヨタの主張が食い違っており、集団訴訟などでトヨタが制裁金を支払ったことがどのように影響するかなお不透明。
三機工業(1961)に見直し買い流入、国内外証券も評価替え
三機工業<1961.T>が買い気配スタート。会社側が19日2010年3月期の連結営業利益を従来の28億円から50億円(前期比29.8%減)に増額修正。当期純利益も15億円から30億円(同8.6%減)に上振れた。売上は予想をわずかに下回ったものの、原価管理の徹底などで採算が改善した。市場では、事前予想を上回る収益改善が好感されている。外資系証券が目標株価を従来の540円から645円に引き上げたほか、野村證券も格上げを行った模様で、見直し買いにつながっている。
4282 イーピーエス
2010年1~3月期は主力のDM業務(データマネジメント業務)が好調に推移した様だ。業界全体における製造販売後調査のためのDM業務の受注が増加傾向にあるとのこと。今後もDM業務を中心とした利益成長を期待する声があがっている。
7463 アドヴァン
主力の石材、タイルは使用される商業施設やマンション開発の低迷により、2011年3月期上期までは厳しさが続くとの観測が出ている。しかし、引き合いも増え、減収率は縮小してきているとの声も聞かれる。利益率の高さや、株主還元の良さへの期待感の高まりも見られ、バリュー面で魅力を評価する声もある。
8915 タクトホーム
良好な用地取得環境が収束に向かっており、2012年5月期業績の伸び悩みを指摘されているが、市場は将来の利益減少を過度に織り込んでいるとする声が聞かれる。不動産向けの融資姿勢が厳しい中で、急激な地価の上昇は考え難いことから、利益水準は市場の想定を上回るのではとの観測も出ている。
3605 サンエー・インターナショナル
同社が思い切った事業の見直しを進めているとの声が聞かれる。百貨店販路撤退、ファッションビル・SC販路拡大、組織再編、不採算ブランド廃止、コスト削減の徹底といった収益構造改善が進んでいるという。更に、新ブランド育成も成功していることから、次の業績成長に対する期待の声も上がっている。
4282 イーピーエス
[テクニカル]
一目均衡表日足において、株価は転換線を下値とした動きを見せている。今後もこの転換線を下回らずに推移できるかに注目。日柄には注意したい。
7463 アドヴァン
株価は25日移動平均線を下値に推移している。5日移動平均線も25日移動平均線に近づいてきていることから、株価と5日移動平均線が共に25日移動平均線に反発を見せられるかに注目。
8915 タクトホーム
株価は5日移動平均線の緩やかな上昇に沿うように推移している。25日移動平均線も緩やかな上昇を示しており、今後は、25日移動平均線に下支えされながら、5日移動平均線を下値の抵抗線と出来るかに注目。
3605 サンエー・インターナショナル
株価は25日移動平均線での抵抗を見せている。5日移動平均線も25日移動平均線に反発しながらの上昇を示していることから、株価が25日移動平均線を抵抗帯としながら、5日平均線を上回れるかに注目。
2010年4月19日
SEホールディングス(9478)が破竹の10連騰、ストップ高は7日連続
SEホールディングス&インキュベーションズ<9478.Q>がストップ高買い気配。7日連続のストップ高を含む10連騰。4月5日に、米グーグル社が提供する「グーグルアプス Premier Edition」の正規販売代理店として4月から活動をスタートしたと発表してから買い人気化。この間、株価は5日終値10600円からきょうの54300円まで5.1倍。10連騰にもかかわらず株価の値ごろ感も相まって買い意欲は衰えを見せていない。むしろ連続ストップ高で買い人気が加速しており、きょう19日は、午前10時10分現在、ストップ高の54300円で、売り注文4251株に対し買い注文は8423株と買い注文が売り注文の2倍に達している。
KOA(6999) 三菱UFJ証券がレーティングを格上げ、注目度が高まると解説
三菱UFJ証券が16日付レポートで、抵抗器市場は需給バランスが逼迫しているとし、株価は2010年3月期以降の業績拡大期待織り込んでいないと判断。KOA<6999.T>に対する2010年3月期から2012年3月期までの通期営業利益予想を上方修正し、レーティングを「3」→「2」に格上げ、目標株価を970円→1040円に引き上げている。また、中長期的にはパワーエレクトロニクス市場拡大の恩恵を享受するとみて、同社に対する注目度が徐々に高まるであろうと解説している。
金融セクターの下げきつい、米金融株安が“直撃”
金融セクターが安い。メガバンクは軒並み安。野村HD<8604.T>の下げがきつく、第一生命<8750.T>は4日続落。現地16日に米証券取引委員会(SEC)が、米ゴールドマン・サックスを証券詐欺罪で追訴したと発表し、同日の米株式市場で金融株が売られた流れを受け、メガバンクにも売りが先行した。ゴールドマンがサブプライムローン(信用力の低い顧客向け住宅融資)を裏付けとした有価証券の販売に際し、投資家に重要情報を開示しなかったことが証券詐欺罪容疑。前場寄り付き前の成り行き注文はみずほFG<8411.T>の287万株を筆頭に、三菱UFJFG<8306.T>が213万株、三井住友FG<8316.T>が35万株となったほか、野村HDは170万株、第一生命は3500株だった。時価総額、売買代金の多い金融株の下げで指数は押し下げられている。
東京美装(9615) 買い気配、ストップ高でもなおTOB価格より下ザヤ
東京美装興業<9615.T> が買い気配で推移。午前9時15分現在、売り注文が全くない中、買い注文は前週末比50円高の730円で536万株超、成り行き買い注文は522万株となっている。買い気配を切り上げストップ高となる可能性もある。16日に経営陣による自社買収(MBO)に賛同すると発表、株式公開買付(TOB)価格の1株あたり905円にサヤ寄せしている。ストップ高の780円で買っても、なお値ザヤを抜けるため、買い注文は膨らむ一方だ。買付期間は4月19日から6月3日まで。八木社長の資産管理会社「ティービーホールディングス」(東京都千代田区)が、東京美装の普通株式の全てを買い付け完全子会社化し、株式の上場を廃止する。所有割合で78.47%以上の応募がMBOの成立条件。東京美装株式の約20%を保有する八木社長や、筆頭株主で同約36%を保有するセコム<9735.T> は、MBOに応募することで合意している。
ANA(9202) 3日続落、アイスランド火山被害の影響懸念
全日本空輸<9202.T>が3日続落。近畿日本ツーリスト<9726.T>も安い。アイスランドで14日発生した火山噴火の影響を受けて、世界の主要航空会社の欧州便が欠航するなど被害状況の拡大と長期化懸念から欧州への旅行者が激減する可能性が指摘されている。
東陽テクニカ(8151)が騰勢加速、09年1月以来の1000円台回復
東陽テクニカ<8151.T>が東証1部の値上がり率ベストテン入り。09年1月以来の1000円台も回復。16日午後2時に会社側が2010年9月期第2四半期累計の業績見込みを増額修正した。営業利益は従来予想の4億円から9.89億円に倍増。通期も従来予想の5億円から12億円に上振れした。上期分の修正幅5.89円に対し、通期の修正幅は7億円にとどまっており、市場では再増額修正期待が台頭している。通期末の配当を1株当たり26円から48円に増配。これまでの年間配当32円計画も54円に引き上げたことも株価押し上げ要因。既に16日には一段高に買われたが、16日終値932円で見た配当利回りは5.8%と高水準で、しかもPBRは0.89倍で見直し余地が大きかったことから週明け19日も騰勢が加速した。
高岳製作所(6621) 2010年3月期を大幅増額修正で一段高、
高岳製作所<6621.T>が一段高し4月9日の年初来高値更新を視野に入れている。16日に2010年3月期の連結営業利益の推定値を従来予想の3.2億円から9.8億円に増額修正したためだ。当初は15.2%減益見通しだったものが、一転して2.6倍へと一気に増益に転換したことになる。その前の期に比べた業績変化率(2.6倍)や修正率(3.06倍)の大きさから、買い人気する可能性がある。電力会社向け重電機器の増加が増額修正理由。折から「野村クラウドコンピューティング&スマートグリッド関連株投信」がきょう16日に新規設定されるなど「スマート・グリッド」関連株に物色の矛先が向きやすい上、経済産業省が家庭向け普及を促進する方針で、他のスマート・グリッド関連に人気が波及する可能性が高い。また、電気自動車向け高速充電器も手掛けており、電気自動車関連の中核銘柄の一つでもある。
シャープ(6753) 「7月から堺工場の生産能力倍増」に前向き評価相次ぐ
シャープ<6753.T>が16日に液晶パネルの生産を行っている堺工場の月産能力を現在の3.6万枚から7月には7.2万枚に倍増すると発表した。証券各社からは会社側の生産能力前倒し拡充を「ポジティブ」に評価している。顧客からの需要拡大に対応するための生産能力拡充とみられるためだ。 堺工場の顧客は大型需要が多く、LED バックライトテレビや3D テレビ向けと見られる。変動の激しい液晶パネル業界でも安定的に販売が見込めるなどの利点があるとみられ、ある外資系証券では今回の増産に伴う業績インパクトを営業利益で2011年3月期に74 億円、2012年59億円と予想している。
日立ハイテクノロジーズ(8036) 本格的な業績回復ステージ入り、野村證券が投資判断格上げ
野村證券は4月16日付けで、日立ハイテクノロジーズ<8036.T>のレーティングを「2」から「1」に格上げ、目標株価も1973円から2565円へ大幅に引き上げた。同社の業績回復は同業他社比で遅れていたが、半導体製造装置と液晶製造装置の受注急増や引き続くライフサイエンス事業の好調な推移などにより、本格的な回復ステージに入りつつあると指摘。業績リスクとしては、欧州のマクロ景気後退によるライフサイエンス事業の売上急減が挙げられ、半導体製造装置でも大手MPUメーカーでのシェアを維持できるかに注視されるとしている。
9603 エイチ・アイ・エス
4月16日付けの日経新聞で、国際線航空券を共同で仕入れることを目的として、同社を含む日本旅行など旅行会社4社が、2010年7月に共同出資会社を設立すると報じられた。共同仕入れをすることでボリュームディスカウントレートを高める狙いがあるという。
3087 ドトール・日レスホールディングス
事業会社ドトールコーヒー(以下、ドトール)および事業会社日本レストランシステム(以下、日レス)が既存店の強化に動き出したという。2011年2月期計画は未達懸念が残るものの、M&Aや新規事業の収益貢献も始まることから、2011年2月期は3期ぶりの増益転換(前期比5%営業増)を期待する声も上がっている。
7735 大日本スクリーン
財務構造改善が進み、経営環境も急速に好転しているという。2010年3月31日に同社は長期借入金200億円を先行して返済した。これを「2008年秋以来の経営危機が名実ともに終焉したことの象徴」とする声が上がっている。実事業においても主力製品のシェアは上昇、装置の引合いも増加傾向にあるとのこと。業績V字回復への期待感が高まっている模様。
2737 トーメンデバイス
4月15日、同社は2010年3月期通期予想を上方修正。DRAMを始めとし、海外向けフラッシュメモリ、海外携帯向けMCPといったメモリ全般が会社計画を上回ったという。2011年3月期もメモリ市況は堅調との声が聞かれている。好調な液晶テレビ向け部材は2011年3月期の業績に本格寄与してくるのではとの見解もある。
7517 黒田電気
4月15日、同社は2010年3月期通期予想を売上高1,660億円(前期比6%増)、営業利益49億円(同12%増)へと上方修正した。TV向けを中心とする液晶周辺部材の商社部が好調であるという。
5938 住生活グループ
同社傘下のサッシ大手であるトステムとガラス大手の旭硝子が、4月15日に業務提携を発表。断熱性の高い窓の開発・販売が狙いであるという。二重サッシの販売は住宅版エコポイントの効果により好調であるとのこと。