[澤部 潔先生の増田足コラム 2月26日号] | ブー子のブログ

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それはやりたくないことだから。

損してもいい、と思ったら、やればいい。
それはやりたいことだから。

円高に驚き、再び調整局面に

好業績出遅れ株を愚直に仕込む


東京市場は相変わらず調整地合いの最中にあります。NY市場は上がったり、下がったりの展開ですが、バーナンキFRB議長が24日、「米景気回復は初期的な段階であり、緊急支援措置終了後も低金利を維持する必要がある」と発言したことで、改めて日本独自の調整波動に入ってしまいました。

超低金利の継続発言は、公定歩合引き上げ以降くすぶっていた「出口戦略」意識の後退につながり、円が一気に90円割れの水準に急騰。それを見て、先物から売りを仕掛けるかの動きも表面化し、26日の安値は1万85円と、再び大台割れが意識される水準まで下落しています。

増田足のパターンも悪化しています。24日まで順調にピンクを積み上げてきた3日足は25日にブルーに転換。先読みもブルー継続を示唆しています。3日足が75日足を上から突き抜けるデッドクロスが示現したことも気になるところ。円やNY株式の動向によっては、75日足を上値とした日柄整理の雰囲気が強まる可能性が出ています。

こうなると、焦点になるのは為替の行方。来週は週末に雇用統計、3日にその前哨戦ともいえるADP雇用リポートが出てきます。公定歩合引き上げでFRBによる出口戦略への行方が議論されていますが、仮に雇用統計が改善されてくるようだと、改めて早期の超低金利解除が意識されてくると思います。ギリシア問題に端を発するユーロ安も転換点を迎えつつあるように見えますし、来週のイベントの中で為替が再び円安に向くようだと、東京市場も回復の糸口を掴めるのではないかと思います。

為替の問題が解決すれば、足元の好調な企業業績に改めて注目の目が向くことが予想されます。3月に入ると、野村、大和など大手証券のシンクタンクから今期と来期の企業業績予想が出てきますが、中国などアジア向け輸出の好調から営業利益は連続で増益が見込まれます。来期に関しては、営業利益が今期の予想に比べて50%程度の増益になるとの見方も出ているほど。こんな時は、次なる局面に備えて、出遅れ好業績株の押し目買いに徹するところではないでしょうか。

小型の好業績出遅れ株としてリケン(6462 東1 1000株)が底堅い足取りを見せています。全般相場の波乱になびかず、ゆっくりですが下値を切り上げる波動を形成にかかっています。3日足は23日にピンク転換。来週も上昇継続を予見しています。増田3日足の幅が、徐々に、本当に徐々にですが拡大傾向にあるのも先での上昇加速を予見させるパターン。同社は自動車に使われるピストンリング大手。収益は順調な回復軌道を描いています。期末に3円の配当権利付きな点も、時節柄注目されるところです。