来週は中身の充実に期待
年明け早々、株式市場を考える上で予期せぬ事態が表面化しました。藤井財務大臣の辞任と菅副総理の財務大臣就任です。藤井財務相は昨年秋の就任早々、円高容認とも受け取れる発言をし、外為市場や株式市場に少なくない影響を与えてきました。民主党政権誕生後の東京市場の伸び悩みは、為替に対する藤井さんの姿勢が一因だったということも出来ます。
それだけに、菅財務相は就任時の記者会見で披露した、藤井さんとは逆、円安待望とも言える発言は、屠蘇気分の株式市場に大きなインパクトを与えました。。

日経平均は昨年8月31日にマークした取引時間中の最高値1万767円を更新、週末8日には1万800円台へと歩を進めています。
増田足で見る日経平均の日足チャートは、さらに強いパターンに変わってきています。3日、25日、75日・・ 3本の増田足は、昨年来、すべてピンクのパターンが継続中。もちろん、先読みも強い先高感を示唆するものとなっています。
日経225の6色パターンを見ると、8日現在、全体の94.7%が、白(下降の終焉)、黄(立ち上がり)、緑(上昇)の上昇3パターンを形成しています。最も波動の強い緑の割合が53.8%に達するなど、見方によっては、過熱警戒がされるゾーンに入りつつあるともいえます。しかし、増田レシオは50.2%と、過熱とされる75%に距離を残していますし、同じ6色パターンでもTOPIXベースのそれは緑の割合が28.4%と、まだ余裕があります。全体の循環物色もうまく機能しているように感じられますし、仮に日経平均がスピード調整の動きに入っても、中身の充実は進む、そんな流れを想定していいのではないかと思います。

ソニー(6758 東1 100株)の波動に実が入ってきました。株価はここ半年以上に渡って2800円どころを上限とする往来相場が続いていますが、菅財務相の発言を受け、改めて正念場突破に挑戦するパターンを見せてきました。増田足はすべてピンクが継続中。同社が手がけるゲーム機「PS3」はこのクリスマス商戦で発売以来最高の売上を記録したそうですし、来週14日には米インテルが決算発表を予定、その内容によっては、改めて弱電株全体に見直しの目が向く可能性もあります。信用需給も売り・163万株、買い・196万株、信用倍率1.2倍の好取り組み。窮地に陥りつつある売り方の対応如何では、一気に3000円台へ踏み上げられる可能性も、なくはないように思うのですが・・・