「終わり良ければ、すべて良し」となるか
増田足は7月以来の強気パターンに
堅調な海外市場、為替の円安転換を背景に東京市場は順調な上昇波動を描いています。
増田足で見る日経平均も完全に強気パターンに変わりました。最後までブルーが続いていた75日足もイブの24日にピンク転換。現状は、3日、25日、75日の増田足がすべてピンクで、位置関係も順のパターンを描いています。波動としては、その後、年初来高値を付けにいった7月後半以来の強さといっていいでしょう。先読み(「未来の窓」)も、3日足と25日足はピンク継続を予測。75日は週明け再びブルーに転換してしまいますが、これは応当日(75日前以降の動き)が、9月11日(10522円)に近づいてくるためのもの。1月の早い時期に、再び安定したピンク継続が見込まれ、新春相場を下値でサポートしてくれることが期待されます。
2009年の立会も残すところ後3日となりました。ここまで来たら、是非とも8月31日の1万767円を抜いて、「終わりよければ、すべて良し」といった形で1年の幕を引きたいものです。
25日の株式市場はキリスト教圏の投資家がクリスマス休暇に入っていることもあって、出来高、売買代金ともに年初来の最低に落ち込みました。しかし、週明けからは2010年渡し。長い休暇に入っていた欧米の投資家も徐々に相場復帰するでしょうし、過去の経験則からも、ここから納会、さらには1月にかけて1年で最も株が上がりやすいシーズンに差し掛かります。海外ファンドの決算に絡むドレッシング意識が働くためでしょうか、納会にかけての3日間は、大波乱だった昨年を含め、過去6年で、3回も3連騰を記録している極めてゲンのいい時期。また、1月の上昇確率は70%に達し、これは12ヶ月中トップの数字です。「1月効果」という言葉があるように、NY市場でも1月は株高のシーズンといわれています。
25日移動からのカイ離が6%を超えてきていることで、目先、スピード調整的な動きが出る可能性もなくはないのですが、こうした季節的な要因を加味すると、新高値で納会、或いは発会を迎えるケースも十分、考えられるのではないかと思います。
大型株の循環物色が続いています。なかで、注目したいのが出遅れ感の強い東レ(3402 東1 1000株)の存在。日本ではあまり報じられていませんが24日、米ボーイングが航空機を46機、新規に受注したことを明らかにしました。これは、ボーイング向けに炭素繊維を納入する東レにとって、大きな材料となります。増田足のパターンも良好。75日足はまだブルーが継続していますが3日と25日は12月10日前後を境にピンクを積み上げ、24日には3日足が75日足を下から突き抜けるゴールデンクロスが示現しました。信用倍率0.76倍と取り組みも良く、ここからも安定した上昇波動が期待されます。
※ 澤部 潔先生の「増田足コラム」は、原則として毎週金曜日に掲載されます。