近所のお店だったり、食堂だったり、普段まるっきり利用しないけど閉店するとなると、途端に寂しさがこみあげてくる、それも結構泣けてくる程に。
それが生き物を扱う施設だったりするともう、どうしょうもなく寂しい悲しい…
じゃあ、普段から利用したれや!って話だけど、まぁ用事ないしね、特段行かないのよ、元気でいてくれればそれで良い。
東京タワー水族館がなくなって久しいけど、先日油壷マリンパークもなくなったので追憶の意を込めて2018年9月16日最後に訪問した記録を記す。
この日は山の神と浜松町から歩き出す
東京タワー水族館は小学生~中学生にかけて良く行きました。
ここの特徴はその辺の熱帯魚屋さんで売っているような魚を多数展示している事でした。
もちろん、大型ナマズとかその時々でイベント的に目玉はありましたが、淡水魚にしろ海水魚にしろ熱帯魚屋さんで普通に手に入れられる魚がメインで展示されていて、じゃ熱帯魚屋さん見れば良いじゃん、って事で地味だったんですよね。
でも、お宅で飼育されているお魚含めて、熱帯魚屋さんのお魚さんは若い幼魚ばかりでしょう?
魚の寿命ビッタシまで飼育しきる人ってそういないでしょう??
結構生きるんですよ魚って、短いヤツもいるけど10年越えなんてザラなんですよね。
そんな熱帯魚達の老成した姿が見られるんです。
あの魚ってこんなに大きくなるのか!とか、例えばエンゼルフィッシュもマジで飼育すると結構でかくなり迫力も増して1~2歳の若魚とは全然違ったりします。
そんな姿が見られるマニアックな水族館だったんです。
35年ぶりぐらいに訪れると…
子供の頃より海水魚率高めだけど、基本同じだった。
ボッコボコの超老成ピラニアさん、他の魚に齧られた傷跡でしょうか、すごい迫力…
もう歯も無くなってるけど、なかなかここまでのピラニアは見られません。
メタリックなピラルク、こちらはまだまた若かった。
アロワナ、レッドテールキャットなんかもフルサイズのが泳いでいて長く飼うとこうなりますっていう見本市状態です。
ただ昔と違ってエンゼルフィッシュや小さいアフリカンシクリッドなんかの展示はだいぶ無くなっていて残念。
そして…
えっ!おまえは…
おまえはオスフロネームスグラミーでないか?
えっ!だいぶ老成しているけど、もしや小学生の時に見たのはあんたじゃないのか?いやその後輩か?
オスフロネームスグラミーなんてわざわざ展示している水族館ないよね地味だし…
もしそうなら凄い邂逅なのだけど、確かめようないね、スタッフ見当たらないし俺、人見知りだし。
後の余生は幾ばくもないだろうけど、次の引き取り先で健やかに過ごしてもらう事を切に、切に願います。
ホントはここにずっと居てほしいけど。
さらば東京タワー水族館
さらば東京タワー
おしまい










