書評も時を超える。 | 本の猫の多読多聴生活~bookwormwildcat's extensive reading and listening life~

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本や音楽など、様々なお気に入りたちとの出会いを綴っていきます。

前回、「どんなときも、いつもそばに、本があった。」というタイトルで、
なんとなく淋しい気分だったから図書館で絵本を借りてきた話を書きました。

なんとなく、猫と月が多くなりました。

そして、持っていた「ながいよるのおつきさま」も紹介しました。

ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)/シンシア ライラント

¥1,680
Amazon.co.jp

2年前に書いた書評も一緒に。

12の月が巡って戻ってくる幸せ(『ながいよるのおつきさま』書評)

そうしたら、嬉しいことに、その先日のブログと書評をきっかけに、
『ながいよるのおつきさま』を手にしてくれた方がいて、それをブログで紹介してくれたのです。

「ながいよるの おつきさま」によせて(珊瑚さんの2011年10月22日のブログ)

私の書評は、2年前の2009年10月4日に書かれたものです。

2008年4月10日に大切な人を亡くして、1年半。

あの頃。

絵本の景色が少しずつ回転していて、
1年かけて同じ場所に帰ってきていることに気づいて、泣いていたあの頃。

今はあの頃にように泣きながらこの本を開くことはないけれど、
重ねた時間が、「季節がめぐり、同じ季節をまた迎えることができる幸せ」を
きちんと味わえる人にしてくれたような気がします。

不思議ですね。

あの書評が時を超えて、どこか同じような気持ちを抱えている方と本とを
結び付ける役割を果たしたのですね。

本は時を超えて、作者がもう空の上にいても、今の私たちに語りかけてくれます。

書評も時を超えて、本と人とを結びつける力を持つのですね。

マイペースに続けてきた書評ですが、とても嬉しい出来事でした。