こんにちは
管理人のオサムです
今日は、中南米の周遊記を読みました
作者は須藤元気さん
格闘家、パフォーマー、作家など幅広い分野で活躍されています
「レボリューション」
いわゆる「ニート」の友達と共に、若かりしころのチェ・ゲバラと同じルートを通る旅の手記です。
初めに足を運んだアルゼンチンで、なぜかハート柄のパンツを買ってしまう話。
チリで、マニアックなストリップに連れてこられた話。
ペルーで、モルモットの丸焼きを食べた話。
メキシコで、呪術師にネックレスをもらった話。
くすっと笑えるようなエピソードもたくさんあります
しかし、その狭間に投げかけられる問いや、
須藤さんの人生論、社会論は心に波紋を起こします
「人生が一本の糸だとすると誰でも綻びなどができるときもあるだろう。綻びを直す作業が、人生という名の糸を強化してくれている。」
ー147ページ
また、イザベル・アジェンデや、アーサー・ケストラーの著書からの引用もあり、読書家も飽きずに読める一冊です。
まるで何かに導かれるようにしてアルゼンチン、チリ、ペルー、コロンビア、ベネズエラ、メキシコ、
6カ国を旅した須藤さんが、旅の最後につかんだものは…
軽妙でありつつ、深い。
そんな本でした。
僕は「どこにでもあるドア」はドラえもんの「どこでもドア」のように、行きたいところへ行かせてくれるものだと思っていた。躊躇なくドアを開けることにより、すばらしい世界が待っていると……。
しかし、それは日本のような恵まれた環境にあるからなのだろう。もし、この時代のチリに生きていたら、現実世界と人間への信頼を保てるかどうか確信がない。人間の心の奥底にある「どこにでもあるドア」は、「開けてはいけないドア」かもしれない。
