こんばんは


管理人です




世界文学好き、読書好きにたまらない最高の本を見つけてしまいました



「囀る魚」

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 「詩的にして哲学的、知的かつ魔術的。」


と翻訳者は評します。




ギリシャのアテネに住む、ある本好きな若者ヤニスは、ひょんなことからある古本屋を訪れました。そこは、足を踏み入れるだけでインスピレーションが湧き、まるで本の主人公たちが物語から物語へ行き来するのを感じるような、不思議な場所でした。 

「エルキュール・ポアロが同業のよしみでシャーロック・ホームズを訪ねたり、死にゆくセールスマンと賢者ナータンとヴェニスの商人が頭を突き合わせ、自分の物語そっちのけで商売は難しいと嘆きあっているかもしれない。」 


そんな空想にふける彼の前に現れたのは、この世のものとは思えない美しい女性、店主のリオ。一瞬で彼女に恋をしたヤニスは、それから古本屋に足しげく通うようになります。だが、リオと出会ってから、ヤニスの身の回りに奇妙なことが起こり始めるのです。


次第に、明かされるリオの素性。随分前に死んだはずのサー・アーサー・コナン・ドイルとヤニスとの不思議な縁。



ギリシャ神話とミステリーの巨匠とグリム童話と、現在と過去と、空想と現実と、全てをバケツに入れて掻き回して、注ぎ出された紫色の水に文字を与えた。




何言ってるの?って感じですが、読めばわかります。そんな印象の作品です。




この本の魅力は、リオとヤニスのやりとり、ヤニスの独り言、書店や本棚に並ぶ本を合わせると、計56冊の世界文学が引用されていることです。


とても大事なので強調してみました。


どどん。


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一度、ドイツ人筆者セシェの体内を通って、新たな生を吹き込まれた56冊の本は、まるで踊っているようでした。


「冒頭の一節だけで作者の特色を知る」「本と時代の繋がり」「物語中で狼が果たす役割」「読書の視点移動とナチスドイツ」


など読書好きを唸らせるツウな知識が随所に散りばめられています






管理人が今年読んだ本の中で、間違いなくベスト3に入ります、ぜひよんでみてください