映画「ゼロ・グラビティ」(原題:Gravity)はサンドラ・ブロック主演、2013年製作のアメリカ映画である。
公開当時に注目していた作品で、その後、何で観たのか忘れたが感動的な作品だった記憶がある。
▼「ゼロ・グラビティ」(監督:アルフォンソ・キュアロン)
【内容紹介】 ※バナーの商品サイトより引用
地球から60万メートル上空。
スペースシャトルでのミッション遂行中、突発的事故により、
無重力空間(ゼロ・グラビティ)に放り投げ出されたふたりの宇宙飛行士。
ふたりをつなぐのはたった1本のロープ。残った酸素はあと僅か!
真っ暗な宇宙空間の究極的な状況の中、
果たしてふたりは無事、地球に生還することができるのか…!
2014年のアカデミー賞で7部門(監督賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞)を受賞している。
テレビ放映で再見したが、やはり名作だった。
撮影賞を受賞しているだけあって宇宙空間の映像は素晴らしく、特に地球の美しさと無重力のリアリティーは真に迫っていた。
主演のサンドラ・ブロックの演技も素晴らしかったが、惜しくも主演女優賞は逃していた。
---以下、ネタばれあり注意---
まず、宇宙空間に二人で取り残される絶望感が伝わってくる。
一人ではなく、二人でも絶望的だ。
ひとまず二人はスペースシャトルに戻るが、スペースシャトルは既に壊滅状態になっていた。
二人は仕方なく付近に見えるISS(国際宇宙ステーション)へ向かった。
ISS(国際宇宙ステーション)にはなんとかたどり着いたが着地に失敗し、サンドラ・ブロック演じるストーン博士の相棒マット(ジョージ・クルーニー)は宇宙に放り出されてしまう。
地球の上空を流されていくライアン、地球はただ青かった。
そしてストーン博士は一人になった。
一人は絶望的に孤独だ。
ようやくISSの中に入ると、ここも崩壊寸前だった。
もはや為す術なく死を覚悟するストーン博士。
なんたる絶望と孤独だろう。
それでも地球はただ青かった。
地球も孤独だ。
酸素が少なく意識が朦朧としていくなかでマットの夢を見たストーン博士は夢からヒントを得て、ISSの近くで地球の重力に引き込まれつつある中国の宇宙基地にたどり着く。
そこには地球の大気圏突入に耐えることができる帰還用の宇宙船があった。
宇宙船に乗り込んだストーン博士は本体を切り離しに成功し、地球に生還した。
それでも地球はただ青く、そして孤独のままである。