NHK「МIT白熱教室」ウォルター・ルーウィン | 日々是本日

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 今回はNHK「白熱教室」の中の「МIT白熱教室」の記事である。

 

 「МIT白熱教室」の録画はアンコール放送だったので、かなり人気があったのだろう。

 

 内容はウォルター・ルーウィン教授による物理学講義(全8回)

 

 テキストもあり、確かになかなか定評ある講義のようである。

 

 

 物理学講義というと難しいそうな印象だが、各回のタイトルを見ると案外そうでもない。

  • 第1回 「ガリレオは本当に正しいのか?~重力とエネルギー保存の法則~」
  • 第2回 「電車でジャンプしてもそのまま着地する理由」
  • 第3回 「電気はどうやって作るのか?」
  • 第4回 「空はなぜ青く 夕焼けはなぜ赤いのか?」
  • 第5回 「完璧な虹を見る方法」
  • 第6回 「音に秘められた驚きのパワー」
  • 第7回 「神はサイコロを振らないのか?~量子学と不確定性原理~」
  • 第8回 「星はどう生まれ どう死ぬのか?」

 また、教室での講義だが実験道具も沢山準備されていて、わかりやすい説明の後に実験で確認するという構成によって、実際に試して測定する、実験して確かめるということの大切さが実感される。

 

 どの回でも、代表的な物理学者の紹介、基本的な法則の説明、実験での確認という構成となっており、内容的にもしっかりしている。

 

 アフィリエイトバナーを探したら、なんと DVD BOX があった!

 

 

 しかし高い!

 

 DVDは1巻に講義が2回分ずつ収められている4巻組もあり、各巻は3000円程度である。


 

 以下、DVDの各巻毎に内容を簡単に紹介する。

 

【第1巻】

  • 第1回 「ガリレオは本当に正しいのか?~重力とエネルギー保存の法則~」
  • 第2回 「電車でジャンプしてもそのまま着地する理由」

 この巻は物理学の基本的な法則の説明が中心となっている。

 

 第1回の冒頭は人は寝ている時の方が背が高いという現状が事実かどうかを実測して確認するところから始まり。物理学の基本法則が説明される。

 

 第2回は運動と速度の話が中心となり、タイトルにもなっている「電車でジャンプしてもそのまま着地する理由」や「木から落ちる猿を撃つ方法」について実験を交えて確認していく。

 

 大がかりな実験もあり、物理学の基本を学びながら楽しく見られる。

 

 

【第2巻】

  • 第3回 「電気はどうやって作るのか?」
  • 第4回 「空はなぜ青く 夕焼けはなぜ赤いのか?」

 この巻は電磁気学と光学の領域を対象としている。

 

 第3回では電磁気学の基礎が電気と磁気の違いから丁寧に説明される。静電気や発電の実験

 

 第4回は電気の話の続きで、電気の不思議な現象が紹介される。後半から光の拡散の話になり、教室に赤空と夕焼けが作り出される。

 

 空がなぜ青いのかはこれを見れば生涯忘れないだろう。

 

 

【第3巻】

  • 第5回 「完璧な虹を見る方法」
  • 第6回 「音に秘められた驚きのパワー」

 第5回は光学の領域の続きとして虹の詳細な解説となっている。光の屈折の原理の話から始まり虹の色の順番はどうして決まっているのかなど、虹の講義の決定版とも言える内容であった。

 

 第6回は音波の領域であるが、周波数や固有振動数、共振といった現象について、説明と共に波や振動を実験的に体験していく。また、音程や音色など音楽領域の解説も含まれている。

 

 

【第4巻】

  • 第7回 「神はサイコロを振らないのか?~量子学と不確定性原理~」
  • 第8回 「星はどう生まれ どう死ぬのか?」

 第7回は量子力学がどのような学者によってどう発展してきたかという歴史的が非常にわかりやすい内容となっている。

 

 第8回は遥か彼方の天体がどう観測されどう計算されるのかという解説と共に、星の一生を追っていく内容となっている。近年話題となったブラックホールについての解説も含まれている。

 


 

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