「人生はもっとニャンとかなる！」 32 やばい集団になれ

水野敬也・長沼直樹「人生はもっとニャンとかなる！」
32　やばい集団になれ

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【偉人たちの名言】

「偉大なソロを集めたオーケストラが最高のオーケストラではない。

優れたメンバーが最高の演奏をするものが最高のオーケストラである。」

ピーター・ドラッカー（オーストリアの経営学者）
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このように、組織を考える時に個人の足し算で考えしまうというのは、

しばしば陥りがちな罠である。

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【偉人たちの名言】

「一人一人の長所が異質であればあるほど、

チームワークの相乗効果は大きい。」

土光敏夫（エンジニア・実業家）
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人材多様性の観点でチームワークを相乗効果で考える場合に、

これは確かに理想的である。

しかし、実際には難しい。

大抵の組織ではまず、長所が異質なメンバーを揃えるのが難しい。

更に、こうした長所が異質なメンバーは大抵、個性的であるので取りまとめるのが難しい。

個人的には、技術的なスキルよりも「チームとして成果を出すのに必要なスキル」を重視することで、

ある程度、解決できるのではないかと考えている。

こうした「チームとして成果を出すのに必要なスキル」として、

フォロワーシップ（リーダーへのサポートやチームへの主体的な働きかけ）

ということがもっと注目されて良いのではないだうか。

また、できるだけ管理しないマネジメントも重要になるだろう。

ところで、著者はこうした集団を「やばい集団」と表現している。

どのくらい「やばい」集団になるかは実際のメンバーの個性にもよるが、

この映画の潜水艦チームには実にピッタリくる。

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※邦題「潜望鏡を上げろ」

普通に面白いが、チームやリーダーシップを考える上でも参考になる映画である。