水野敬也・長沼直樹「人生はもっとニャンとかなる!」
30 ナメられたらナメかえせ
人生はもっとニャンとかなる! ―明日にもっと幸福をまねく68の方法
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【エピソード】モハメド・アリ(米国のプロボクサー)
ボクシングの神様と言われるモハメド・アリ。
フレージャーはアリを倒したが、その後、アリはフレージャーを二度倒した。
ノートンもアリを倒したが、その後、アリはノートンを二度倒した。
スビンクスもアリを倒したが、その後、アリはスビンクスを倒した。
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著者はこのエピソードを挙げて、
勝つための姿勢を失わなければ成長し続けられると言っている。
諦めなければ達成できるという捉え方ではないところがいい。
「ナメられたらナメかえせ」というタイトルではあるが、
ナメかえすことを達成するのが良いというよりも、
ナメかえすことをというを目標して、そこを目指せば成長すると言っているのである。
さて、これはこれでいい話なのだが、こうした目標には、
いつの間にか目標達成にこだわり過ぎてしまうという罠がある。
目標達成にこだわってトライし続けたから達成できたということは実際に沢山ある訳だが、
その裏には、目標に縛られすぎて裏目に出たケースも沢山あるに違いない。
達成にこだわりることによって成長できる目標は沢山ある。
達成にこだわりすぎるなら諦めた方がいい目標も沢山ある。
「34 開かないドアはない」ではこんな名言が紹介されている。
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【偉人たちの名言】 ※「34 開かないドアはない」より
一つの扉が閉まれば、別の扉が開くものだ。しかし、
人は閉まってしまった扉を長いあいだ、未練たっぷりに見つめてしまい、
自分のために開かれた扉に気づかない。
グラハム・ベル(スコットランドの発明家)
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目標達成と目標選択は別々のことである。
目標達成の前には目標選択がいつもある。