アジャン・ブラム「マインドフルな毎日へと導く108つの小話」
第70話 世界で最も大きなもの
マインドフルな毎日へと導く108つの小話
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ある学校の小学1年生の授業の話である。
---あらすじ---
先生が「世界で一番大きなものは何でしょう?」ときいた。
「お父さん」、「象」、「山」という答えの後で、
ある生徒が「私の目です。」と言った。
先生が理由をきくとその生徒は、
「お父さんも、象も、山もなんでも見ることができから。」
と答えた。
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著者は、この話を更に展開している。
見るだけでなく、その他の五感で感じられるもの、想像上のものなどの全ては心に収まるのだから心が一番大きいと言う。
このように心が一番大きいのだという言い方をするならば、
心の大きさは逆に、想像力の貧しさなどに小さくもなるのではないだろうか。
また、このように心が一番大きいのだとしても、
「灯台下暗し」という言葉があるように、
いつも全てが見えるわけではない。
マインドフルな心は、本当に全てを収める。