一〇三歳になってわかったこと 第三章 芸術と人間 | 日々是本日

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この項のタイトルの一つは「平和な心を育てる」である。

 

もう一つは「あらゆる人に平等で美しい」である。

これは芸術のことを言っている。

 

篠田さんは、どの国の人も美しいと感じるものが増えれば、

共通の心が広がると言う。

 

そして、芸術を愛する人の心は普遍的で、

この普遍性が世界平和の一助になることを願うと言う。

 

そのために私も、芸術が多様であることを願う。

 

そのために、人間が多様であることを願う。

 

そして、人間が競争的かつ協調的であることを願う。

 

戦争はこのバランスが壊れた結果であり、戦争は人間も芸術も滅ぼす。

この人間の二面性を本当に理解しない限り戦争はなくならないだろう。

 

芸術と共に人間が、真の人間理解に到達することを切に願う。