篠田さんは「予定とか、目標とかいうものをあまり好まない」(p80)と言う。
「目標」と言わず、「目標とかいうもの」という表現からして、
いかに目標というものをどうでもよく思っているかが伝わってくる。
「自然のなりゆきにまかせて、生きています。」(p80)
と言う。
そうなんだろうなぁと思う。
とは言え、まぁ一般的には目標があったから達成されたということもあるだろうし、
締切りがあったらからなんとか作品ができたということもある訳で、
目標とか締切りというものも案外、人を推し進めたりするものである。
篠田さんはきっと、そこに縛られてしまう感じが嫌なのだと思った。
「ときには、その日の風まかせにする」(p83)
これが難しいと感じたら、要注意のサインということにしよう。