日本の言葉の由来を愛おしむ 二章 りりしい | 日々是本日

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「りりしい」は「凛凛」から生まれた形容詞と考えられていると言う。

大和言葉にはラ行から始まる単語がなく、

「凛凛」という語が伝わってきた時は、

「身が引き締まるほど寒い」という意味だったそう。

鎌倉時代の意味は「とても賢いこと」。

著者は、力を蓄えた状態を意味する「きりり」という語の意味と重なって、

外見的な印象を含む現代の用いられ方になったのではないかと言う。

 

言われてみると、確かに「りりしい」にはいろいろな印象が

含まれているように感じる。「りりしい」

今度、「りりしい」と思う人に会ったら、

どういう風に「りりしい」のか考えてみようと思う。

その人のりりしさがより鮮明になるだろう。