日本の言葉の由来を愛おしむ 漢字表記について | 日々是本日

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bookudakoji の本ブログ

「にせもの」の項では、漢字表記についても書かれている。

 

「木の子」は「茸」、「焚き木」は「薪」のように、

本来の語源に基づく表記ではなく、

対象を直接示す漢字表記が一般的である。

 

これには良い面もあるが、その語を使い始めた人々の、

視点や感じ方が見えづらくなるという。

 

つめの項の感想に、

 

今は「躓く」、「抓る」、「冷たい」と漢字で書くから、
「つめ」のグループとは気づきにくい。

 

と書いたが、これも同様のことだろう。

 

「茸」と書く時は、頭の中に「木の子」と書くようにしようか。