日本の言葉の由来を愛おしむ 一章 こぼれる「こぼれる」の「こぼ」は液体が外に流れ出る時の擬音。 なんと「こぼ」は擬音だった! そこからは「たっぷりある」ことが感じられ、 日本人は昔からこの言葉を好んだという。 ただ流れ出すのではなく溢れ出る意味での「こぼれる」には、 勢いよく外に流れ出る躍動感も感じられる。 著者は「こぼれ桜」、「こぼれ梅」といった言葉を挙げているが、 「こぼれる」は「たっぷり感」満載なのだ!