オオカミがとぶひ～ふたたび

　　　　『　いや・・・・・ぁ
　　　　なんとも・・・・・・。
　　　　いままでにないカンカク。
　　　　ぞわぞわして
　　　　にんまり・・・
　　　　ウレシクなる。
　　　　みっけ～♪　　　』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　初対面（本に）の時の印象です。
　強烈なパンチを受けた時は
　言葉が見つからない。
　どの言葉も言い当ててなくて・・・
　どの言葉も合っているから。




　　　　動物たちの強い目に惹きつけられて手に取った本は、
　　　　ページを捲るほどに、
　　　　ぞわぞわしてぐいぐいと五感に迫ってきます。
　　　　体験したことのない世界観に圧倒されました。
　　　　それで・・・みっけ～♪
　　　　みごとに日本絵本大賞を射止め、
　　　　なんと！情熱大陸（TV）に現れたミロコマチコさんは、
　　　　ゆったりとした雰囲気の中にも、彼女が描く動物たちと同じ鋭い目を
　　　　していました。
　　　　信頼できる目だなと勝手に嬉しくなったのです。
　　　　制作中の彼女の手元やら絵の上を自由に行き来したり昼寝をする
　　　　猫二匹。
　　　　ずりーっと押し場所を確保して仕事を進める様子など、
　　　　生きものとの距離感もいい具合。
　　　　次作は苦労をともにしてきた亡き愛猫鉄三のことと、
　　　　涙を流しながら描くミロコさんでした。
　　　　『てつぞうはね』が待ち遠しい・・・・。





　　　　「オオカミがとぶひ」
　　　　ミロコマチコ／作
　　　　イースト・プレス￥１４７０


　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　by　やまたやんさん


　　　　

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