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1,659〜5,500円
スナックひきだしの紫乃ママに
「めっちゃいい本!」と勧められて読みましたが、
不思議と「さらば学力神話」「冒険の書」と
直近で読んだ本とつながってくる内容でした。
社会人1年目で、会社から期待されて入社したはずなのに
「使えないやつ」「能力が低い」と、最悪の評価をされ
落ち込んでいるダイのもとに、死んだ母がよみがえって
能力主義に疑問を投げかけるという、不思議な設定です。
『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』を思い出させる
胸を締め付けられるシチュエーションですが、
終始明るくコミカルに展開します。
絶対的で、公正な価値基準だと思われている「能力」が
いかにあいまいなものか
その呪縛から解き放ってくれます。
『冒険の書』が割と高いところから俯瞰しているのに対し、
人材開発のコンサルの方が書いているだけに
より組織に入り込んだ立場で、実践的に語っている点で
企業人にはより参考になると思います。