一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--/佐藤 多佳子
 
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一瞬の風になれ 第二部/佐藤 多佳子
 
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一瞬の風になれ 第三部 -ドン-/佐藤 多佳子
 
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本日読み終わりました~。

途中で他の本を読んだりしていたので、時間がかかってしまいましたが、

3巻は大興奮しながら読んでしまいましたよ!!!

  


尊敬する兄は高校を卒業し、

Jリーグのチームに入団する期待の若手。

 

そんな兄を見つつ、サッカーに限界を感じた新一は、

中学陸上で名を残している連と再開。

高校入学と同時に連と陸上部に入部し、

走り続ける3年間を語り続ける。

 

同期・先輩・後輩との出会い、付き合い、

短距離での自分との戦い、

友人・ライバルとの戦い、

リレーでのチーム作り。

 

本当に正々堂々と走ります。

 

そして、タイムだけでなく、

人間としても新一は成長していきます。

もちろん、新一だけでなく、登場人物全員が成長していきます。

 

その姿が、

 

あぁ、高校生活って素晴らしい!!青春って素晴らしい!!!

 

と感動せずにいられません。

もうあちこちでじぃ~~~~んと来ます!

 

一度きりの人生なんだから、

いつも本気で、真剣に望んで行きたいって思ったし、

社会人になった私も新一からいろいろ学ばせてもらいました。

 

典型的な青春小説なのかもしれません。

でも、心にぐっと来ます!!!

 

新一の心の中をそのまま残すように、

語り口調でずっと話は進んでいくので、

なれないときはちょっと抵抗があるかもしれないけれど、

逆に試合前の緊張感や、焦りや、高揚感なんかがダイレクトに伝わってきます。

何週間かにわたるドラマになってもいいかなぁって思ったりしたけれど、

この気持ちはこの本でしか味わえなかいかなって思います。

 

なんとなくつまんないなぁ~って思うあなたにお薦めです!!!!

赤朽葉家の伝説/桜庭 一樹
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かなり厚みがあって、しかも2段組!

開くとうひゃぁ~と思いますが、

はまります!!

 

物語は簡単に言うと戦後からの女三代記。

 

そんな言い方をすると、通り過ぎられてしまいそうですが^^;

かなり魅力的な女性が登場します。

 

舞台は旧家と成金の2大家が存在し、

成り立っているような鳥取の小さな村。

 

時代は戦後。

 

初代は万葉。

拾われっ子で、山に住むサンカの娘ではないかと言われながら育てられ、

なぜか突然旧家の赤朽葉家に嫁ぐことになる。

わけがわからないながらも、夫を愛し、子どもを作る。

そんな万葉には千里眼の力があった。
 

二代目は万葉の長女毛鞠。

十代はいわゆる不良で、ぱらりらとバイクを乗り回し、

西日本を制覇し、伝説の人物となる。

時代は受験戦争が始まり、バブル時代に突入し、きらびやかな時代。

そんな中で、親友を亡くし、描き始めた漫画が大ヒットし、期待の兄を亡くし、

婿をとり娘を産む。

 

三代目は毛鞠の娘、瞳子。

何不自由なく育ち、大人になったが、

就職せずにふらふらしているいわゆる現代っ子。

万葉が死ぬときに残した「私は人を殺した」という言葉に、

万葉が殺した人は誰かと、探す。

 

特別な事件が起きるわけではないのだけれど、

戦後の湧き上がってくる日本と平行して、

必死に生きてきた人たちと、

実際あった時代背景、時代の流れのつながりはすごく興味深い。

戦後だけでもすごい歴史があるんだなぁって思います。

 

そして、好きも嫌いもなく、恋もせずに嫁いだ万葉。

彼氏を作ったりはするものの、婿をとるとなったらすっと受け入れた毛鞠。

学生のころからの恋人といる瞳子。

この夫婦(瞳子は結婚はしてないけれど)のありようも考え深い。

 

家族というもの、人との繋がり、夫婦の繋がりも、

時代とともに変化してきていることもわかる。

 

時代の変化はいいことも、悪いこともあるのだろうけれど、

一個人として、見直せる。

そんな1冊だったと思います。

 

好きな人との結婚でなくても、夫を愛すことができた時代がある。

 

ここにすごく大切なことが隠れている気がします。

 

桜庭一樹、すごい!と思った1冊です。


空色ヒッチハイカー/橋本 紡
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受験を控えた高校3年生の夏、

兄の残したキャデラックで、

ヒッチハイカーたちを乗せながら、

ひたすら国道を走る物語。

 

 

ちなみに経路は1号線→2号線→3号線。

ひたすら一般道を走ります。

 

ぢつは私がこの「1号線から3号線まで車で走る」ってことをやりたいので、

気に入ってしまった本です(笑)

 

高校3年生、18歳。

免許が取れる年齢なので、

何も無免許でなくてもいいんぢゃないの?

という突っ込みを入れたいところなんですが、

まぁ、そんなに問題ではない?!

ちょっと問題な気もするんだけれど。。。

 

まぁ、そんなお兄ちゃん大好きな主人公が、

高3の夏、兄の残したキャデラックで旅に出る決意をします。

そして、ヒッチハイクをしている人を乗せていこう!

と決めると早速かわいい女の子を乗せることに。

そのあとも、サラリーマンやおじいちゃんや、子どもなどを乗せながら、

ひたすら走るわけです。

 

人との出会いもいい感じなのですが、

やっぱり、私の気に入ったのは、国道をひたすら走ること。

推定5日はかかるようですが、

高速道路を走るんではなく、

ひたすら一般道を走るって事に、

すご~く魅力を感じてしまうのでした。

 

私なんぞが言うのも変な感じですが、

この本はぜひぜひ中高生に読んでほしい!

無免許はいけないと思うんだけれど^^;

無駄に時間のかかる、でも面白いことって、

やっぱりこのときにしかできないんぢゃないかなぁって思うわけですよ。

自転車で日本一周をやったりする子がたまにいますが、

面白いんだろうなぁ~って思います。

いじめ問題がリアルに題材になっているような小説もありますが、

この本のほうがず~っと楽しいですよ!

  

ちなみに似たような話、

というか、同じ1号線からか国道を走る物語で、

岡崎 祥久『南へ下る道 』という本もあります。
リストラされてしまった夫婦が軽自動車で走ります。
画像が出てこなかったし、文庫化はされていないし、
あんまり店頭にはないかもしれないけれど。。。
 
そしてもうひとつ、
九州だけですが、やっぱりひたすら車で走る
 
逃亡くそたわけ/絲山秋子
¥1,365
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もあります。

精神病院から抜け出したふたりがひたすらくるまで走ります。

本の最後には、走った道の地図までついてます。

 

こちら3冊是非読んでみてください^^