古本屋の原価率 | 古本屋開業応援ブログ

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こんにちは。
カラス店長です。

昨日からまた新しいことに頭を突っ込んでしまいました。
人の輪がどんどん広がっていくのは面白いですね。
今度やっているのは善意の活動です。
また時間があればこちらでご紹介させてください。

(ツイッターではもう一呟いてしまいました。
RTして頂いた方々、「北陸せどらーtake」さん
ありがとうございます。)

さて、ひきつづき今日も古本屋の話を書いていきたいと思います。
今日は原価率についての話です。

【商品原価は20%~40%】

今回も範囲が広いです。
なので、月商が100万円のお店が
・原価率20%といったら80万円の粗利です。
・原価率40%といったら60万円の粗利です。

なんと20万円も違ってきますよね。

では、その原価の違いはどうして起きるのか?

古本屋の場合は
1、買取ノウハウの差
2、買取りスタッフの経験の差
3、扱う商材の差

によって変わってきます。

タイミングや店主の能力というのはあまり関係ありません。
例えば文庫を20円で買うと決めれば、
誰がどう買取をしても20円です。

頭が良いから原価率が良くなるという訳ではなく、
買取の知識と経験、そして少しの応用力があれば、
原価率は格段に下がります。

まあ、そのノウハウについては書けませんので、
経験と商材について書いてみます。


(2)買取スタッフの経験の差

買取りスタッフの経験とは、
簡単にいえば商品チェック能力です。

つまり、本に書き込みを見つける。
イタミがある商品を見抜く。
説明書が入っていないゲームを見つける。

こういったものは実は経験で磨かれるものなのです。
経験が無い若いバイトにやらせると、
全部スルーして買取をします。

しかも、それを指摘するとやたら凹む若者がいたり、
元気いっぱいに謝って、何度でも繰り返す若者もいます。

でもまあ・・・
そんな若者でも3か月ほどしてくると一人前になります。
商品の過失を見つけて買取金額を下げることができるようになります。

ベテラン店員になると、
どんなタイプの人がどんな欠品のある商品を売りに来るのか
理解しているので、取りこぼしはありません。


(3)扱う商材の差

当然ですが、これはあります。
ゲームなどのメディアを多く扱えば原価は高くなりますし、
本を多く扱えば原価は下がります。

私が推奨しているフィギュアなどはその中間くらいですね。
ただ、フィギュアは偽物や状態に寄って査定が難しいので、
ノウハウも経験も必要ですが・・・

ちなみに、いつもの説明になりますが、
本を中心に売上100万円の店と、
ゲームを中心に売上150万円の店だと、
残る粗利はそれほど変わらなかったりします。

本)100万円×20%=20万円 100万円ー20万円=80万円
ゲ)150万円×40%=60万円 150万円-60万円=90万円

しかし、
そうはいっても売上の数字が上がった方が
スタッフもテンションが上がりますし、
経営者としても満足感があります。


浮足立ってはいけませんが、、
これも非常に大事です。