閉店のお知らせの後、柏・流山・松戸・我孫子・守谷・取手と、広範囲のリピーターそして新たなお客様のご来店に日々驚きの連続でした。
一般書店として産声をあげた我孫子の時代、そして柏ビレッジ、松葉町と、予想以上に多くの方々に会いに来ていただき、思いを話して下さいました。短期間にこれだけ多くの方との再会に、ただただ嬉しく、いつものおせっかいおばさんも聞き役に回り思わず胸が熱くなりました。
 60代になり、松葉町店を絵本専門に特化してからは、絵本のもつ力と魅力を再確認し、仲間と共に活動を重ねたことで、自分たちの役割がはっきり見えてきたと感じています。
それを教えてくれたのは、他ならず毎日出会う子ども達とご家族。

子どもは来るたびに成長していて、絵本を観る目も変化します。その向きあう姿から、それぞれの個性、興味、行動が見えて、誤解を恐れず申すならば、面白くてたまらなかったのです。
絵本の選書や楽しみ方もみんな子ども達を観察することで学びました。

こうして絵本に出会う場を提供できたことで、実は私自身が一番幸せを感じていたのだと思っています。
名残りはつきませんが、皆さまににお願いがございます。
どんな時代になっても、未来を担う子ども達の想像力豊かな心を育むためには、大人が意識してその環境を作っていく必要があります。

一番身近なご家庭で、地域で、是非読み聞かせを続けて下さい。

このブログはしばらくお休みさせていただきますが、出来ればまた再開したい思いもあります。

今日まで当店を愛していただいた皆さまに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。