先日”ちいさい おうち””いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう”などでお馴染みの絵本作家バージニア・リー・バートンの作品展へ行ってきました。

バートンは1909年マサチューセッツ州の小さな町に生まれ、”ちいさいおうち”は実際に夫と暮らしたボストンの小さな村がモデルとなりました。

 静かな町に住んで幸せな”ちいさいおうち”でしたが 、家の周りが開発によって大都会へと変わっていき、ビルの谷間に取り残されて・・・。

時代の返還を描いたこの作品は、今も多くの人々に自然と生命の大切さを伝えてくれます。

 

  バートンは、初めて描いた絵本を我が子に見せた時、ほんの一瞬見ただけで息子が去ってしまったことが、その後のバートンの絵本作りに大きなヒントを得たと語っています。

男の子は何に興味をもっているのか?、何が好きなのか?生きていく上で大切なことは何か?等々、どんな小さいことでも人や物や自然に対して、愛情をもった観察をすることに力を入れたのです。

バートンの絵本は乗り物に限らず人や動物すべての登場者が躍動的で、リズム感に富んでいて、観るものの心をワクワクさせ、飽きさせません。これは得意なダンスの経験が活かされていると知りました。

 

 バートンの長男アリスティデスさんは、インタビューの中でこう答えています。

母は、「あなたは私が世界で一番好きな長男よ!」

弟が生まれた時には、「あなたは私が世界で一番好きな次男よ!」と(笑)

家族を愛し、すべての仕事に愛情をもってやる人でした。

日本を旅してから、日本のすべてが好きになりました。

日本は、歴史があり伝統に学び継承している。

アメリカには歴史が浅い分、自由ですが・・

 

素朴な手仕事の作品の数々を見、映像ではバートンの生涯に触れ、大変充実した時間を過ごしたのですが、興奮覚めやらず再び足を運んだ私でした。

 

夏休みになります。あなたも是非足を運んでみてはいかがでしょうビックリマーク

会期:~2017年8月9日(水)

会場:ギャラリーエークワッド(東京都江東区砂1-1-1) 入場無料

会館:10:00~18:00(最終日17:00) 日・祝休館

お問い合わせ 事務局03-6660-6011

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