子どもは皆、厳しい絵本評論家です。
大人の何倍もの豊かな感受性を持ち、絵を見て、お話を聞いて、さまざまな想像をし、自分なりに空想の世界を作り出していきます
ゆえに子どもを満足させる優れた絵本とは、
子どもの想像力を充分に発揮できる内容であることに他なりません。
優れた絵本は、子どもに深い愛情をもつ絵本作家によって、子どもの目線で自然や生命、関わりなどが偽りなく描かれています。
子どもに媚びることなく、作者の人生観、子どもへの思いが凝縮されています。
主人公がいきいきと描かれ、他者との関わりにユーモアや温かさがあります
さらにお話にピッタリの美しい絵が、子どもの夢の世界を大きく広げてくれ、何回読んでも飽きないのです。
幼い時に、このような優れた絵本にぜひ出会って欲しいと思います。
まず、あなたがじっくり絵本と向き合ってみて下さい。
優れた絵本は、大人が読んでも面白く、感動します。
あなた自身が絵本を楽しむことが,子どもが絵本を楽しむ最高の環境となります。
このようにして親しんだ大好きな絵本は、やがて自分で読書を始める頃に大活躍をしてくれます。
読まなくなっても手離さずに、そばに置いてあげましょう。