恩田陸 筑摩書房 2024
STORY:
ダンサーとしても振付家としても活躍する萬春(よろずはる)の幼少期から今までを、関連する人物や本人が語る。
感想:
音楽も踊りも嗜む(?)ので、非常に楽しみにしていた本なのだけれど、実のところ、そこまで乗れたわけではなく…。
私はどうも恩田陸とは相性が悪いのかもしれないな。今まで読んだ本でもピンと来たものがほぼない。「蜜蜂と遠雷」もそこまでのめりこめる感じではなかったし。
天才的な踊りや振り付けの才能を持つ萬春=HALの話。4章に分かれていて、1章ずつ語り手が違う。4章は本人で、あとの3章は関係の人々なのだけれど。
どっちかというと1・2章が面白くて、3章あたりからはちょっと乗れなくなってきた感じで、4章が一番乗れなかったというか…。
やっぱりこれは、私と相性が合わないということなんだろうな。あとはやっぱり読むのに時間がかかりすぎてしまったのも悪かったかな。
左下にパラパラ漫画があったり、今年の9月30日までおまけのちょっとした小説が読めたりという遊び心が面白いのだが。
うーん。やっぱり私が普通じゃないんだろうなー。乗れなくて残念だった。