- 10世紀から11世紀にかけて家が成立していき、家が成立すると、女性は社会的地位が低下していく、という話だったかな。結論というよりも、説話集や物語から読み取る各段階の結婚や育児の様相に目を奪われていたためよくわからなくなってしまった・・・。
平安時代の勤めに出ている受領層の子どもは乳母に預けられていたのだなぁ。私だったら子ども大丈夫かなと心配になるけど、当時は全然そんな感じでもなく、かえって自分で育てないといけないなんてカワイソーみたいな
感じだったのね。
- あと、平安時代の子どもは親に死なれたり捨てられてたりして死んで獣に喰われたり、たくましい子は自分で勤め先を見つけていきていったというのが新鮮だった。親がどうなっても子どもを守る(一緒に飢死にしても)という考えがまったくなさそうなのが時代の違いだなぁと思った。
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