元銀行支店長が教える 起業のための正しいお金の借方
佐藤一郎
PHP
ISBN4-569-64667-0

元銀行支店長が教える 起業のための正しいお金の借方元銀行支店長が教える起業のための正しいお金の借り方/佐藤 一郎

¥1,260
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<目次>
第一章 なぜ、お金を借りる必要があるのか
第二章 お金をどこから借りるか
第三章 金融機関との取引開始戦略
第四章 銀行取引•プロのノウハウ
終章 「撤退戦略」はここが鍵だ

起業するには、資金が必要です。

自己資金がたっぷりあれば良いですが、たいていは借金から始まるのではないでしょうか。


資金があっても、お金を借りるのは考慮に入れておいたほうが良さそうです。

起業しても、お金が入ってくるまでの時間は手元の資金しかないからです。

借金してでも、手元の資金を増やしておいて損はないでしょう。


また、金融機関からお金を借りるためには、返済できる理由や計画の提出が必要です。

そのため、自分のビジネスの計画を相手に説得できるレベルで書かなくてはいけないので、ビジネスのためにもなります。


そして、大切なのは銀行側の都合をしっておくことです。

これが本書のウリであり、元銀行支店長ならではの視点です。


相手を知ってこそ、有利な交渉ができるのです。

銀行は慈善事業ではないので、銀行にも利益を出す必要があります。

タイミングによって、取引したいこともあるでしょう。

銀行の都合を知ると、資金融資をうまく引き出すこともできるようになると思います。


起業の際には、本書をもう一度熟読し、有効に活用したいと思いました。
クロスイッチ
電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム
ダイヤモンド社
ISBN978-4-478-09004-6

クロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた/電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム

¥2,100
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<目次>
第1章 「来るな」と言われて、殺到した人々
第2章 誰も教えてくれなかった「クロスメディア」の秘密
第3章 これだけは押さえよう!「シナリオづくり」4つの鉄則
第4章 優れたシナリオアイデアは、あらゆる人の心に響く
第5章 さあ、クロスメディアコミュニケーションをデザインしよう
最終章 クロスメディアを楽しもう

クロスメディアとはなんでしょうか?

マルチメディアとの違いはなんでしょうか?

「クロス」の名のとおり、いくつかのメディアを使い、それぞれの効果を交差させるようです。


例えば街のポスターとネットの両方を使うだけでなく、相乗効果を持たせる。

それがクロスメディアになるようです。


本書では、大きな企業がクロスメディアを効果的に使った事例が出ています。

読むと、なるほど、と思わされます。

何気なく見ていた広告が、実は裏で綿密に計算されていた、なんてことが分かります。

本書ではクロスメディアのポイントはシナリオづくり、だと断言しています。

シナリオがあって、それを効果的に表現する媒体が複数のメディアになる、というわけです。

なぜこんな複雑なことが必要になるか、と言えば、それは情報感受性が高くなった消費者を振り向かせるためです。


あらゆる広告を見て育った現代人は、広告にうんざりしているはずです。

ありきたりの広告には興味を持たなくなっています。


そうした消費者に注目してもらうために、クロスメディアは目新しく、見てもらう事が可能なのです。
そして、大切なのはシナリオ。

目立つだけでなく、効果的に消費者に行動してもらうためには、ストーリーを持って購買行動までつなげることが必要です。


本書では大企業の例ですが、要点を見れば個人経営でも活用できる内容です。

いや、集客が大切な小さな店や企業ほど、クロスメディアで目立つことが必須でしょう。


本書の内容は論理的にクロスメディアを設計する方法を述べています。

難しそうですが、ポイントを掴めば、誰でも実行できそうです。

自分のビジネスにもぜひ応用したいと感じた方法です。
御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか?
松本賢一
祥伝社
ISBN978-4-396-11099-4

御社の「売り」を小学5年生に15秒で説明できますか? (祥伝社新書 99)/松本 賢一

¥798
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<目次>
プロローグ 15秒で伝える技術の大切さ
第一章 こだわりの商品が、なぜ売れないのか?
第二章 あなたのお客は誰ですか?
第三章 メッセージ化のメリットとハードル
第四章 USP(独自のウリ)を構築しよう
第五章 どういうメッセージを作ればよいか
第六章 メッセージの実例
第七章 「本心」と「恐れ」
エピローグ 15秒で伝える技術の大切さの真意


本書のタイトルには、大切な要素が2つ含まれています。

まず、「小学5年生」。

この年齢が子供から大人の考え方が理解できる境目だそうです。

つまり、小学5年生に分かりやすく説明できることは、大人にも分かりやすく伝えられる、ということです。


次は「15秒」。

忙しく、次から次へと情報が押し寄せてくる現代では、15秒で伝わらないと、もう理解してもらえない時間です。

テレビコマーシャルのほとんどが15秒であることを思えば、実は15秒でも長いかもしれません。

人が情報の要不要を判断する時間は3秒とも言われています。

まずは3秒で惹き付ける。

そして、内容は15秒で伝えきる。

これが大切なようです。


本書では、独自のウリを構築する方法を説明している部分があります。

自分の会社、商品のウリを具体的に理解できているようで、実はできていないようです。


漠然と、抽象的には分かっているようですが、いざ文章にしてみると難しいらしいです。


また、ビジネスは建前で考えている要素も大きいようです。

しかし、ビジネスとはいえ、やっている自分の本心を抜きにしては、独自のウリが正確に伝えられません。

最終的には、自分のありのままの考えをさらけだし、自分が何をしたくてビジネスをしているのか、を今一度洗い出すことが必要になります。

自分のピュアな本心を出せば、それがお客様に一番伝わるはずです。

なぜなら、最もウソのない気持ちだからです。


そして、会社や商品の価値を具体的に、修飾をそぎ落としていくことで、独自のウリが姿を表すはずです。


このようにして、15秒で伝わることを明確にしていきます。

初心忘るべからず、の言葉どおり、ビジネスを始めるスタート地点を再定義することは、自分自身を振り返ることにもなります。

自分とビジネスの立ち位置をはっきりさせることは、常に考えたいことだと思いました。
こっそり儲ける経済学
門倉貴史
三笠書房
ISBN978-4-8379-2226-1

こっそり儲ける経済学―人には教えたくなかったおいしい仕事の秘密/門倉 貴史

¥1,365
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<目次>
1章 大きな声では言えない仕事のカラクリ
2章 外から見てもわからない、こんなに儲かる意外な商売
3章 ここに気づけるか?ブームに乗って市場をつかむ人
4章 ちょっと裏を読む、儲けのチャンスのつかみ方
5章 「利益は海外に眠っている」-この話をどう生かすか?
6章 知って笑う人、知らずに泣く人-節税•脱税のきわどい話


本書は、いろいろな業界でどのように儲けているかの事例がたくさん載っています。

一つ一つの事例は深堀りしていませんが、ポイントを端的に書いているので明快です。

ただし、説明不足な部分もあるのでそこは読者の調査で補う必要があります。


事例を読んで思うのは、儲けのポイントは、他人よりも一歩先を読むことができるかどうか、という差です。

儲からないと思われる業種でも、別の視点から考えると儲けにつながります。


本書の例では、「靴磨き」。

以前は、駅の近くの路上で営業していました。

1回の靴磨きで400円ぐらいが相場だったようです。

これでは儲かりません。

今の時代で、一般の人が400円出して靴を磨いてもらおうとはしないでしょう。


では、どうするか。

ホテルのサービスとして、靴磨きを提供する。

また、靴磨きだけでなく、他のサービスと組み合わせる。

肩もみ+靴磨きとか、カフェ+靴磨きとか。

従来の靴磨きから脱して、高級サービスにする、とか、他のサービスと組み合わせる、とかの工夫で儲かるようにする。


こんな視点が、これからの商売には必要な気がします。

消費者が求めていること、その奥にある気持ちを理解できれば、新しい儲かるサービスがまだまだ出てくるはずです。
「思いやり」という世界で一番のサービス
橋本絵里子
Nanaブックス
ISBN978-4-901491-74-7

シンガポール航空で見つけた―「思いやり」という世界で一番のサービス/橋本 絵里子

¥1,260
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<目次>
第1章 世界が認めるシンガポール航空の「おもてなし」
第2章 「思いやり」というサービスマインド
第3章 「最高のサービスができる人」を育てるシンガポール航空の教育方法
第4章 誰もができる「プレミアム•サービス」の原則
第5章 社員に「思いやり」のある会社に、サービスマインドは育つ


本書は、元シンガポール航空の客室乗務員が書いた、「思いやり」サービスの事例の本です。

シンガポール航空は、そのサービスの良さで有名です。

「思いやり」のサービスが徹底していることで、ファンが多く、リピーターも多くいます。


「思いやり」のサービスは無形です。

無形なだけに、他の航空会社がすぐにマネができません。

無形のものでの差別化は、強力なメッセージポイントになります。

シンガポール航空のサービスの良さは偶然できたものではありません。


「思いやり」を実現し、社員全員で徹底できるようになっているのは、必然的にそうなるような仕組みが出来ているからです。

文中にも「軍隊的」との表現があります。

厳しさの意味の軍隊的ではなく、組織が確立しており、上下関係がはっきりしている、という意味です。

上下関係は、命令系統であり意思疎通の系統でもあります。


キャビンアテンダントは3階層になっており、上司から方針が伝えられます。

一番下の現場メンバーは、上司への報告が義務づけられています。

どの席のどんなお客様がどんなサービスを要求しているか、どんなサービスが喜ばれたか、を報告します。

上司からアドバイスを伝えることもあります。

キャビンアテンダントのトップは、フライト終了時に良いことと悪い事を報告書にし、上司に提出します。

上司はその内容に疑問があれば、質問します。

フライトごとに集まったノウハウは全社で共有されます。


こうした組織としての活動全体が「思いやり」サービスを支えているのです。


つまり、「思いやりの気持ちを全員で持とう」という心構えを説くだけではないのです。

「思いやり」サービスが徹底できるように、きっちりと仕組みに落とし込んでいるのです。

それは、サービスを会社の再重要項目に定義しているからでしょう。


また、それを計測可能な制度に落とし込むことで、さらに良いサービスにする仕組みにしているのです。

本書を読むと、キャビンアテンダントのサービスの良さを追求する姿勢に感動します。

さらに、サービスを会社のセールスポイントとして徹底するだけの仕組みを作ったことに驚愕します。

逆に言えば、仕組みができていないと、ここまでサービスで人気になることはなかったと思います。

一にも二にも、「仕組み」を作る事が大切だと感じました。