スタバではグランデを買え!価値と生活の経済学
吉本佳生
ダイヤモンド社
ISBN978-4-478-00229-2

スタバではグランデを買え! ―価格と生活の経済学/吉本 佳生

¥1,680
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<目次>
第1章 ペットボトルのお茶はコンビニとスーパーのどちらで買うべきか?
第2章 テレビやデジカメの価格がだんだん安くなるのはなぜか?
第3章 大ヒット映画のDVD価格がどんどん下がるのはなぜか?
第4章 携帯電話の料金はなぜ、やたらに複雑なのか?
第5章 スターバックスではどのサイズのコーヒーを買うべきか?
第6章 100円ショップの安さの秘密は何か?
第7章 経済格差が、現実にはなかなか是正できないのはなぜか?
第8章 子供の医療費の無料化は、本当に子育て支援になるか?
最終章 身近な話題のケース•スタディ

自分の買い物のしかたで、ペットボトルのお茶をどこで買うかについて、理論的に考えたことはありませんでした。
買いたい時の状況により、時間が無ければ自動販売機やコンビニで高価でも買い、時間に余裕があればより安いスーパーで買う。
こんな事例を経済理論の見地から、わかりやすく説明しています。
本書のタイトルであるスタバではグランデを選ぶ理由についても詳しく説明しています。
そこにはお客にもメリットがあり、店にもメリットがある理由がありました。
深く考えたことはありませんでした。なんとなく、採算が合うんだろうな、と思っていましたが、計算の上でメリットがあることが証明されています。
この本を読むと、世の中の値段の設定のしかたが理解できるようになります。
そして、買う側としてもその値段が今の自分にとって、本当に合っているか、価値があるかどうかが判断できるようになります。
買う側として賢い消費者になるためにも、販売する側にとっては魅力ある値段設定をするためにも勉強になる1冊です。
思わず誰かに話したくなる「超」一流のサービス50のヒント
T.スコット.グロス著 ディスカヴァー•クリエイティブ訳
ディスカヴァー
ISBN4-88759-307-4

思わず誰かに話したくなる「超」一流のサービス50のヒント/T.スコット・グロス

¥1,365
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<目次>
序章 この店はいったい何を考えているんだ?
1章 お客様を感激させよう
2章 お客様の忠誠心をどう高めるか
3章 お客様の購買心理をそそるサービスとは
4章 サービスの落とし穴
5章 偉大なるリーダーが「超」一流のサービスを生む
6章 常識のある従業員を育てよう
7章 お客様を感激させるサービス•ナチュラルとは

著者はアメリカ人であり、アメリカのサービス業について、アメリカで働く人たちに向けて書いている(はず)です。
しかし、「サービス」の本質は世界共通であり、日本でもそのまま通用します。
ただし、サービスをする人の平均レベルは日本のほうが高そうです。ハリウッド映画を見て、飲食店の店員の行動を見ると、日本のほうが態度やサービスが良いと感じませんか?
でも、「超」一流のサービスのレベルは共通のようです。
よって、この本で指摘•指南しているサービスは我々にとってもそのまま適用できます。

日本のビジネス書にない部分では、従業員の育成方法です。
日本ではマニュアルを充実し、守らせることによって一定レベルのサービスを提供しています。
マニュアルは「行動」を規定することはできますが、その先にあるサービスの本当の目的や理念は伝えられません。
本書では、経営者とは根本的に考え方が異なる従業員に対して、基本的な経営者としての視点を教育することを強調してます。
それは難しいことを教えるのではなく、働く初日に徹底して教え込み、有能な従業を育てることの重要性を説いています。

また「サービス•ナチュラル」ということを提唱しています。
これはマニュアルとは対局にある、サービスする人がお客様を一人の人間、言い換えれば知人のように接し、お客様の満足度を上げることです。
これは難易度が高いと言えると思います。サービスする側の個性を活かすことが重要であり、何のために接客するのか、何を感じてもらいたくて接客するのか、という理念を自分の中に「ナチュラル」に持たなければできないからです。
しかし、昔からある、おいしいわけでもなく、サービスがずばぬけて良いわけでもない、なじみ客が集まる喫茶店のようなものでしょう。店の人が自分を理解してくれている、居心地が良い空間、自分の居場所に感じられるようなサービスが「サービス•ナチュラル」なのでしょう。
このレベルに達することができれば、「超」一流になるのでしょう。

売上1億円を引き寄せる感謝の法則
成田直人
ライブドアパブリッシング
ISBN978-4-7794-0042-1

売上1億円を引き寄せる感謝の法則/成田 直人

¥1,575
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<目次>
第1章 売上1億円はだれでも必ず達成できる!
第2章 本当に売ると決める!
第3章 売れない自分を受け入れる
第4章 商品を売ろうとしてはいけない
第5章 感謝の連鎖が売上を爆発させる


著者は、アルバイトの靴販売で「売ること」の楽しさに目覚め、まったく知識のなかったパソコン販売を1年で1億円売ると心に誓い、実際に達成した経験を記しています。
ビジネス書では、理論の提示とその裏付けとなる実例を述べるパターンが多いのですが、本書では著者の具体的な実体験を理論化しているため、説得力を強く感じます。
本書を読んで感じるのは、目標達成のためのプロセスがはっきりしており、目標達成への熱意が、夢のような目標を実現するための最善の道になっていることです。
まず、「具体的な」目標を立てる。突拍子も無い、最初はただの思いつきでありながら、実現できたらうれしい目標を立てています。
そして、1年後の目標を1月、1週間、1日に詳細化し、自分の身近な問題に落とし込んでいく手法。
1日の行動を振り返り、良かった点と悪かった点をその日のうちにまとめる行動。
相当な熱意がないとできないことです。
そして、「売る」ことを「買ってもらう」ことであると認識し、「買ってくれる」人の行動を考えることで、自然とお客様本位の行動をとるようになっていることが素晴らしい。
「売る」ことだけを考えていると、普通の人ならば、いかに「売りつけるか」とう考えに陥ってしまいそうです。
しかし著者は「買ってもらう」ことの注力します。これは、いわば販売における「急がば回れ」です。
お客様本位で接し気持ちよく買ってもらう、場合によっては親切にし、すぐに買ってもらわないことでお客様の信頼を得る。
それが結果的に「買ってもらう」ことにつながり、リピーターとなってくれたり、知人を紹介してもらったりして、売上向上につながっていく。
「情けは人のためならず」を地でいく話です。
販売に携わる人には、この考え方、気持ちを学んでみる必要がありそうです。
企画のネタ帳 30キーワードで楽々ネタ出し!
山口照美
阪急コミュニケーションズ
ISBN978-4-484-09232-4


企画のネタ帳 30キーワードで楽々ネタ出し!/山口照美

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<目次>
1 発想キーワード初級編 新商品の種
2 発想キーワード中級編 新サービスの種
3 発想キーワード上級編 「魅せ方」の種
4 発想キーワード当てはめ編 「売り方」の種
5 発想キーワード言葉の力編 「言い回し」の種
6 「言葉の力」で育てる発想力

この本では、発想するためのガイドとなる30の視点を挙げています。
それぞれの視点で、読書に発想を試してもらい、その視点の事例と解説をする構成となっています。
女性らしい読みやすい文章。以前塾講師であったためか、説明がよどみなく、分かりやすいのが特徴です。
「企画」という言葉から、ビジネスでの即役立つものを期待しそうですが、本書では「ネタ出し」のための視点を強調しています。
ひとつのものごとをいろんな視点で見ることによって、自分では気づけなかったことを発見することがあります。
また、異なる視点で柔軟に発想することで、自分でも驚くような発想が出てくることがあります。
そのために、30の視点を列記してあることは、システマチックに企画を練り上げるために便利なガイドだと思います。

マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
できるビジネスパーソンになるための管理会計入門

画•武井宏文
作•林 總
ダイヤモンド社
ISBN978-4-478-00235-3

マンガ 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?/武井 宏文

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<目次>
~プロローグ~突然の社長就任
第1章 会計はだまし絵、隠し絵だ
    会計の本質と損益計算書のしくみ
第2章 現金製造機の効率を上げよ
    バランスシートを理解する
第3章 大トロはなぜ儲からないか?
    キャッシュフロー経営とは何か
第4章 テストの見直しをしない子は成績が悪い
    経営計画と月次決算のPDCAサイクル
第5章 餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?
    利益構造と損益分岐点分析
第6章 シャネルはなぜ高い?
    見えない現金製造機とコーポレートブランド経営
第7章 整形美人にご用心
    粉飾決済の見破り方
第8章 殺風景な工場ほど儲かっている
    原価管理と活動基準原価計算
第9章 決断ー進むか、退くか
    機会損失と意思決定
第10章 シャーロックホームズの目と行動力を持て!
     異常点に着眼し、原因を究明する
第11章 会計のトリックに騙されるな!
     逆粉飾を見破る
~エピローグ~夢に向かって

ベストセラーの「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」をマンガ化したものです。
会計というとっつきにくい話題をマンガというオブラートでくるみ、分かりやすく説明してくれています。

会計というと、難しい用語と難しい表を思い浮かべ、読む気も失せてくるのですが、マンガのおかげで抵抗感なく目に入ってきます。

また、新米経営者が何も知らないところからレクチャを受ける、という設定なので会計を全く知らない自分の姿と重なり、主人公に移入しやすくなっています。
このため、どんどんと読む進めることができ、読み終わる頃にはひととおりの知識が身に付いたと思えてきます。

文字だけの本の場合、一度読んだ後、読み直すには気力がいるのですが、マンガであるせいか、何度でも読み返せます。
復習しやすさはマンガの特権かもしれません。

読みやすさだけでなく、内容も充実しています。
サラリーマンで使われる立場では普段気にしていない会社の活動についても、経営者が見る管理会計の視点から説明されると、納得します。
なぜ、仕事を早くしなければいけないか、在庫を減らさなければならないか、不良品を良品にする仕事が褒められないか、などよく分かります。

独立開業を目指すならば、会計は避けて通れない道です。
でもこのように読みやすい本であれば、基礎的な部分は覚えられると思います。
会計で仕事の仕方も分かるとなれば、一挙両得ですね。