「苦情」対応力 「お客の声は宝の山」
関根 眞一
講談社
ISBN978-4-06-214113-0

「苦情」対応力 「お客の声は宝の山」/関根 眞一

¥1,470
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<目次>
第一章 食品業界の苦情•クレーム
第二章 衣料品業界の苦情•クレーム
第三章 雑貨業界の苦情•クレーム
第四章 レストラン業界の苦情•クレーム
第五章 無形業界の苦情•クレーム
第六章 医療業界の苦情•クレーム
第七章 学校の苦情•クレーム
第八章 性同一性障害当事者の苦情から学ぶ

本書は、百貨店でお客様相談室長を務めた苦情対応のプロフェッショナルが書いた本です。
苦情を解決するのは、担当者にとって苦労の多い仕事だと思います。
しかし、その苦情には真実が含まれていることがほとんどで、真摯に受け止めることで仕事を改善できる要素が含まれています。
だから苦情は宝の山であり、苦情対応に力を入れることが大切です。
上記は企業側の論理ですが、苦情を行っているお客様に嫌な思いをさせず、さらに顧客として残ってもらうようにすることも大切です。
商品が溢れ、消費という需要よりも供給が上回っている現代では、一人のお客様を大切にすることが企業存続に必要なことなのです。
本書では、百貨店で寄せられた苦情の実例とその対応がわかりやすく載っています。
気がつくのは、企業として最低限譲れないラインを明確にして毅然と対応していることです。
苦情対応では、なんとかその場を収めようとして無理に譲歩してしまうこともありそうですが、最終的にはお客様のため、企業のための両者最大限の利益を取るところに落としているようです。
かといって、お客様を不機嫌にすることは不利益になります。お客様に満足していただけるように努力をしています。
実例を読んでいると、「そこまでするのか」と思えるようなことがあります。しかし、それがお客様を苦情客から優良顧客に変える、本気の対応なのだと思います。
苦情への対応はストレスがかかり苦労も多いものですが、顧客満足度を高める高等な仕事であると思いました。
苦情はどの業界にも発生するものです。苦情対応力を高めることによって、業界発展と消費者の満足度向上に必ず寄与すると感じました。
こころを動かすマーケティング コカ•コーラのブランド価値はこうしてつくられる
魚谷 雅彦
ダイヤモンド社
ISBN978-4-478-00863-3

こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる/魚谷 雅彦

¥1,575
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<目次>
序章 予想もしなかった日本コカ•コーラへの入社
第1章 コカ•コーラのマーケティングシステム
第2章 原点は人に喜んでもらうこと
第3章 顧客は見えているか
第4章 現場に足を運んでいるか
第5章 飛び抜けた商品を提供できているか
第6章 最期までやり抜いているか
第7章 人の心を動かしているか
第8章 関係者を巻き込んでいるか
第9章 常識にチャレンジできるか
終章 マーケティングとは経営そのものである


本書は日本コカ•コーラの会長が書いた、自身のマーケティングで経験したことをベースにした記録です。
マーケティングのエキサイティングな面を実際の体験で記しています。
現実に体験したことを書いているので、臨場感にあふれ、一気に読まされてしまいました。
マーケティングというと、企業の一部署で机に向かって考えている、という印象を持っていましたが、本書を読んで考えが変わりました。
現場の動向を読み取り、さらに世の中の空気を感じ、さらに半歩先の時代を読んで組み立てていく仕事に興味を持ちました。
マーケティングは、営業で現場の最先端を見ることも必要であり、製品の質や方向性を読むことも大切であり、何より時代の雰囲気を読むことも重要、という難しい仕事です。その会社の総合力を試されるのではないでしょうか。
マーケティングはどの企業の大きさに関係なく、必要とする能力だと思います。
本書はマーケティングの専門書ではありませんが、生きた教材としてマーケティングに必要な要素を捉えていると思います。
日本コカ•コーラに興味がある人、マーケティングに興味がある人、マーケティングに携わる人にたくさんの参考になる点が記載されているのでおすすめします。
一生懸命って素敵なこと
林文子
草思社
ISBN4-7942-1470-7

一生懸命って素敵なこと/林 文子

¥1,260
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<目次>
第1章 私がダイエーでやっていること
第2章 幼い頃から人が好き
第3章 トップセールスマンへの道
第4章 経営の要点は”人”である
第5章 女性の力が企業を活性化する


本書は、自動車販売のトップセールスから外資系自動車販売会社の社長となり、ダイエーの社長となった女性の本です。
幼い頃からの気持ちから始まった著者の半生を振り返っています。
根本には「人が好き」という気持ちがあり、それが仕事のすべてに反映されて、成功へとつながっていきます。

女性がどうやって自動車販売のトップセールスになったか、以前から興味がありました。
読んでみると、「なるほど」と思う部分と、「やっぱり普通と違う」ということがありました。

「なるほど」は、女性ならではの視点でセールス活動をしていた、ということです。
従来、自動車販売は男の仕事であり、仕事の仕方は男の考え方をベースにしていました。
著者は、女性の自動車販売という前例のない仕事をするにあたって、男性の仕事の仕方を模倣することをしませんでした。
そこがポイントでした。
時代背景として、女性の仕事は男性の補助というのが一般的でした。
しかし、精神的に自立していた著者は補助ではなく本流の仕事をしたい、という気持ちを強く持っていた著者だったので、自動車販売において男性のマネをするということは考えなかったのが成功への道だったのです。

「やっぱり普通と違う」部分は、1日100件の訪問を自分に課して、必ず守ったというところです。
訪問は、門前払いが普通です。会ってもらえることさえ数少なく、ましてや買ってもらえることはまずありません。
普通ならば気分的に落ち込んでしまいそうですが、前向きは著者は訪問できれば1件とカウントして、明るく訪問することを欠かしませんでした。

さらに、自動車を売り込むだけではなく、訪問した人の役に立とうとして、買い物の代行や、困り事の解消など、一見関係ないことも一生懸命にやりました。
基本的に「人が好き」という気持ちがそうさせたのでしょう。
しかし、人のために役に立つことが人を感動させ、やがて自動車販売につながっていったのです。

ビジネス書にあるように、「売ること」を最初の目標にして売り込むよりも、まず相手の気持ちを動かして「買ってもらう」ようにする、という点に通じています。
急がば回れです。

著者がトップセールスから人を管理する立場になった際には、部下育成に女性ならではの特徴を生かして部下を成長させています。
それは、「褒める」ことです。
部下の良い点を強調して褒めることで自信を持たせ、セールスの実績につなげています。
ほぼ男性であるセールスマンにとって男性上司から褒められるよりも、女性上司に褒められるとうれしい、ということがあるでしょう。
「褒める」育成法は巷に多くありますが、女性上司から褒められるとより効果があると思います。
やはりベースには「人が好き」があるからこそ、褒めることに嫌らしさがなく、素直に喜べるのでしょう。

このように、「人が好き」であること、女性の特性をうまく生かしていることが著者の成功の秘訣ではないかと思います。

なかなかマネできない点がありますが、相手にとってうれしいことを率先して行うことを心がけることはできそうです。
素直な心で著者の行動を自分に生かしてみようと思います。
仕事がうまくいく人の「仕掛ける」技術
平野暁臣
青春出版社
ISBN4-413-03405-8

仕事がうまくいく人の「仕掛ける」技術―ほんの少しの違いが、大きな結果を生む/平野 暁臣

¥1,365
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<目次>
第1章 「仕掛ける」発想がビジネスを変える
      ビジネス•ツールとしてのイベントの効果
第2章 「仕掛ける」とは、どういうことか
      ”イベント力”を支える5つの絶対条件
第3章 「仕掛ける」技術、成功の方程式
      「大阪万博」を成功に導いた5つの要件
第4章 「仕掛ける」ことで、なにが起きるのか
      コミュニケーション•メディアとしての可能性
第5章 「仕掛ける」技術で、世の中を動かす
      地域振興に見る”イベント力”の応用範囲
第6章 「仕掛ける」時代に求められるスキル
      プロジェクト運営に欠かせない実践的プロセス

本書では、いわゆる「イベント」を「仕掛ける」と言っています。イベントは、企業や店に欠かせない活動になって、日々行われています。

では、イベントの定義とは何か?
本書では「アクシデントではない臨時で特別な出来事」と定義しています。
偶然起こったアクシデントやハプニングは「イベント」ではありません。イベントは計画されたものです。
また、イベントは通常1回きりのできごとです。繰り返されるイベントはルーチンワークになります。
さらに、イベントは「特別」なことになります。

イベントには、5つの絶対条件があります。
【第1の条件】仕掛ける者がいて、ミッションがある
【第2の条件】ターゲットがいて、メッセージがある
【第3の条件】理念があって、戦略がある
【第4の条件】はじまりがあって、終わりがある
【第5の条件】いつもと違う営みが内包されている

この条件は、イベントの規模の大小に関わらずあてはまります。
イベントはただ目的もなく実施しても意味がありません。必ず目的があり、目的なくしてイベントの成功はありません。
イベントはいつもと違う特別なコトが必要です。

このように考えると、小規模のイベントでもやるべきことが見えてきます。
自分でイベントを作る場合には、この5条件を満たすようにすることを覚えておきます。
一流の人ほど小さな仕事をバカにしない
山﨑武也
日本実業出版社
ISBN978-4-534-04606-2

一流の人ほど小さな仕事をバカにしない/山崎 武也

¥1,365
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<目次>
第1章 「一流の人」ほど小さな仕事をバカにしない
第2章 「一流の人」ほどささいなコミュニケーションも大切にする
第3章 「一流の人」ほど大きな仕事も凡時徹底でやってのける
第4章 「一流の人」ほど力を抜くところも知っている
第5章 「一流の人」ほど休み方も違う
第6章 今すぐ「一流の人」になる1分間トレーニング

「一流の人」と言われたいものです。「一流の人」になりたいです。
本書は、「一流の人」がそう言われるゆえんを説明しています。
一言で言えば、小さなことにも充分配慮し、謙虚に、他人のことを考えて生きている人、となります。
小さな仕事でも、その仕事の本質を考えて行動すれば、工夫点はいくつもあります。仕事の本質をいつも考えて行動すれば良いのです。
言うは易し。
でも「一流の人」はそれを常に実行しているからこそ「一流の人」なのです。
また、「一流の人」は何事も無駄にしない。最大の効率を上げることを目標にしています。
だから、休む時もしっかり休む。後の仕事がしっかりできるように、しっかり休む。
徹底しています。
本書の最後には、どのようにしたら「一流の人」になれるか、のトレーニングを披露してくれています。
結局最後はその人の心がけ次第です。
でも一流になろうという気持ちがなければ、決して一流にはなれません。
常に無駄のない本質を探ろうという姿勢が「一流の人」をつくっていくのです。