バカ社長論
山田 咲道
日経プレミアシリーズ
ISBN978-4-532-26005-7

バカ社長論 (日経プレミアシリーズ 5)/山田 咲道

¥893
Amazon.co.jp

<目次>
第一章 「時は金なり」がわからない社長
第二章 社員が働く会社、サボる会社
第三章 ヒット商品の恐怖
第四章 お金をもうける算数•初級編
第五章 もうける社長は、こう考える

本書は新書サイズの本です。
タイトルは刺激的に「バカ社長」となっていますが、内容は至って真面目な「社長論」です。
しかし、「バカ」のタイトルにインパクトに負けず、ダメは社長の行動には厳しい言葉で切り込んでいます。
本書は、社長が会社の中で中心の存在であり、その考え方、指導が社員を動かすことを前提にし、どのような行動を取ることが
良い社長とバカ社長の違いかを記述しています。
この本での社長は中小企業を想定しています。特に人数が数十人レベルが定義の範囲だと思います。
日本の大多数の会社はそういった社員数の会社なので、読者の多くが共感できると思われます。
やはり社長は経営者の最終責任者ですから、短絡的なものの見方では「バカ社長」になってしまうようです。
物事の本質を捉え、中長期的な視点で経営できる能力が良い社長の資質なようです。
具体的な事例で社長の行動を説いていますので、社長のみならず、管理職にも参考になる本だと思います。
「新しい中国」で成功する!体当たり中国ビジネス必勝法
高橋基人
草思社
ISBN978-4-7942-1592-5

「新しい中国」で成功する!―体当たり中国ビジネス必勝法/高橋 基人

¥1,470
Amazon.co.jp

<目次>
第一章 ニセモノ企業との戦い
第二章 変わりゆく中国ビジネス
第三章 中国人を知ればビジネスは成功する
第四章 「新しい中国」で成功するための秘策

本書はエアコンで有名なダイキンが中国進出するときの責任者であった筆者の経験から中国ビジネスの要点を論じた本です。
日本でビジネスをすることにおいて、中国ビジネスの知識は不要かと感じると思いますが、国の違いはあれ、ビジネスのポイントは基本的に同じです。
ビジネスのプロセスは国により違いますが、人間同士の間のことですから、本質は同じです。
では、中国ビジネスのポイントはどこにあるかと言うと、「人脈」です。
本書では、中国は「法治」国家ではなく、「人治」国家と言っています。
日本を含む欧米諸国では、法律に基づいてビジネスを行います。中国は「法」よりも「人」が判断してビジネスをすることが普通であるため、人の解釈の違いによってとるべき行動が違います。
相手が判断するにおいて、自分に有利な判断に持ち込むには、相手をより知っていること、つまり人脈が強力な味方になるわけです。
人脈は多ければいいわけではなく、より大きな権力を持っている人を知っていることが大切です。
人を押さえることで、ビジネスを円滑にしていく、というプロセスが中国には不可欠になっています。
日本でビジネスをするにあたっても、やはり人脈は欠かせない要素です。
自分もより良い人脈を築いていかなくては、と思わされました。
人にはちょっと教えたくない儲けのネタ帳
岩波 貴士
青春文庫
ISBN978-4-413-09403-0

人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳 (青春文庫 い- 19)/岩波 貴士

¥550
Amazon.co.jp

<目次>
Part1 カンタンだけど意外と知らない「売上げ」がグングン伸びる王道ネタ
Part2 接客•交渉•テレアポ… 営業成績が面白いほど上がる裏ネタ
Part3 客の反応が劇的に変わる!「キャッチフレーズ」のマル秘ネタ
Part4 小さなアイデアで大きく稼ぐ 選りすぐりの企画ネタ
Part5 毎日気軽に実践できる!「お小遣い稼ぎ&節約」のお得ネタ
Part6 儲けている人は知っている!他人を惹き付けて離さない心理ネタ
付録 あなたの「儲け」を手助けるすごい情報源

本書は文庫本サイズの儲けるためのアイデアを小気味よく1ネタ2ページ程度にまとめたネタ帳です。
ネタ帳の名のとおり、ひとつのネタを長々とは書いていません。ネタそのものをそのエッセンスを短くまとめているので、時間が無い時にネタのひとつふたつを読む、なんていうのに向いています。
ただし、内容はキチンとしており、充分実践に役立つものが多くあります。
ノートパソコンは買うな! 99%の人は騙される価格の秘密
小山信康
リュウ•ブックスアステ新書
ISBN-978-4-7667-1077-9

ノートパソコンは買うな!―99%の人は騙される価格の秘密 (リュウ・ブックス アステ新書)/小山 信康

¥840
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 ノートパソコンは買うな!
第2章 ボジョレーヌーボーは解禁日に飲むな!
第3章 直売所の野菜•果物を買うな!
第4章 空港で旅行保険に入るな!
第5章 消費者は必ず企業に騙される!
第6章 割安株の嘘を見抜け!
第7章 格安•短期合格の資格講座に気をつけろ!
第8章 家賃を払うより住宅ローンの方が得か?
第9章 ゼロカロリーに気をつけろ!
第10章 価格構造の背景を知っておこう!


本書の著者はファイナンシャル•プランナーです。
お金に関するプロが消費者の視点で価格の秘密を解き明かしています。
消費者はお金を賢く使いたいと思っています。企業は消費者にできるだけ買ってもらえるように知恵を絞っています。
消費者は油断していると、買わせようとしている側との知恵比べに負けて、高い値段で買わされてしまいます。
消費者が賢くなるためには、モノの値段がどのような理屈で設定されるのかを知る必要があります。
本書では、価格設定の裏側を披露してくれます。

消費者の行動は常に合理的とは言えません。その時点の立場によって、高い買い物を納得してしてしまうことがあります。実際はその時点で自分にとって利益が最大になるような行動なのですが、お金を節約する観点では無駄遣いとなってしまっているケースがあります。
価格設定の秘密を知ることで、お財布から出て行くお金を少なくすることが可能です。

本書を読んでいると、さまざまな要因があって価格が設定されていることが分かります。
消費者側からはなかなか想像できないことが絡んでいます。でも、その部分を少しでも知り、価格設定のカラクリを想像できるようになるだけで無駄なお金を使わなくても済むようになります。
儲けの仕組みを知りたい方、家計を良くしようを思う方には読んでおいて損は無い本だと思います。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
山田 真哉
光文社新書
ISBN4-334-03291-5

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)/山田 真哉

¥735
Amazon.co.jp

<目次>
エピソード1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか? -利益の出し方-
エピソード2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎 -連結経営-
エピソード3 在庫だらけの自然食品店 -在庫と資金繰り-
エピソード4 完売したのに怒られた! -機会損失と決算書-
エピソード5 トップを逃して満足するギャンブラー -回転率-
エピソード6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか? -キャッシュ•フロー-
エピソード7 数字に弱くても「数字のセンス」があればいい -数字のセンス-

本書は公認会計士が書いた、会計学の入門書の初級編のような本です。
「会計」というととっつきにくい印象がありますが、本書は身近な事例を会計を使って説明しているため非常に理解しやすくなっています。
会計を意識せず、なんで儲けられるのかを知るためだけも読む価値があります。
会計は小さな店にも必要な知識です。そのベースは、店や会社の実態を把握できるようにするためのツールであり、広く考えると、他の店や会社同士を比較するためのフォーマットであります。
経営者からすれば、店や会社を発展させるための分析指標となりますから、会計の知識は必要になります。
しかし、学問として学ぶと難しそうですが、実例をもとにするとすんなり頭に入ってきます。
本書のタイトルにあるさおだけ屋ですが、私も以前からそのビジネスモデルがどうなっているか知りたかった業界です。
仕事の表面だけ見ていると儲かっているように思えず、儲けの仕組みが想像できなかったのですが、本書を読んで理解できました。
同時に、儲けるうえでのポイントを教えてもらった気分になりました。
会計に興味がある方、儲けのポイントを知りたい方にぜひ読んでもらいたいと思います。