ビジネス脳を磨く
小阪裕司
日経プレミアシリーズ
ISBN978-4-532-26006-4

ビジネス脳を磨く (日経プレミアシリーズ 6)/小阪 裕司

¥893
Amazon.co.jp

<目次>
第一章 ナスの細胞には確かに水があるけれど - フレームを知る
第二章 こぶとりじいさんおこぶはもらわない - プロセスに目を向ける
第三章 価格ではない。付加価値でもない - 感性情報をデザインする
第四章 花見はなぜ飽きないのか - 人の感性は進化する
第五章 誰の目の前にもリンゴは落ちている - 現象•データから何を読み取るか
第六章 パリにも、江戸にも、きっとあった - 自分を伸ばしてくれる場

現代のビジネスは、昔より難しくなった、と言われます。昔も今も同じ人間相手なのに、何が違うのか?本書ではそれを「感性」というキーワードで説明しています。
「感性」は時代によりその質が変化し、だんだん進化していく、という認識を持つ事が必要です。
つまり、昔は今より「感性」の発達度合いが少なく、「感性」を重視しなくてもビジネスは成り立っていた、ということです。
現代は進化した「感性」をキャッチし、ビジネスにおいて現代人の「感性」にフィットした商品を提供しないと生き残れません。
では、「感性」はどうしたら掴めるのか。
昔なら、成功した者のマネをすれば儲かる事が多かったのですが、「感性」が発達した社会ではマネでは儲かりません。
成功した者が行ったことの表面をマネするのではなく、現象を深く考えて考えて考え抜いて本質を見つける事が必須なのです。
消費者の行動心理を洞察しないと、ビジネスができない世の中になったのです。
本書は実際にある事例を紹介し、「感性」がどのように関連しているかを解説しています。
現代のビジネスのやり方の方向性を知るうえで、読んでおいて損はない本だと思います。
仮説力を鍛える
八幡紕芦史
ソフトバンク新書
ISBN978-4-7973-4302-1

仮説力を鍛える (ソフトバンク新書 51)/八幡 紕芦史

¥735
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 問題を解決する
第2章 課題を明らかにする
第3章 調査を実施する
第4章 情報を分析し仮説を立てる
第5章 仮説を実行し検証する

「仮説」という言葉をビジネスの現場では使います。計画を立てる際、将来予測をできるだけ正確にするために、「仮説」「検証」が求められています。
では、「仮説」を立てるということを、キチンと理解している人はどれだけいるでしょうか?仮説が大切であることを説明する本や仮説の立て方を体系的•理論的に解説した本はたくさんあります。
しかし、それを読んだだけでは自分の力にするのは困難です。なぜなら、頭で理解しているつもりでも、行動に移せないからです。それはとりもなおさず、本当の理解に到達していないからです。
本書では、仮説力をわかりやすく説明するために、ドラマ仕立てとなっています。主人公は仮説というものを知らず、いきあたりばったりで問題を解決するタイプの人間です。
その主人公が仮説力を身につけるプロセスを学ぶ様子を知ることで、読者が理解することを容易にしています。
振り返れば自分もいきあたりばったり、勘頼みで問題に対処していたように思います。しかも、仮説ということを理解していなかったことも、この本を読んでよく分かりました。
本書には仮説力を鍛えるのに必要なプロセスがすべて含まれています。この1冊の内容をマスターすれば、企画力が増すことでしょう。
世界一わかりやすい会計の本
ウえスタン安藤
イースト•プレス
ISBN978-4-87257-907-9

世界一わかりやすい会計の本 (East Press Business)/ウエスタン安藤

¥1,470
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 会計には、「いらないもの」と「大事なもの」がある
第2章 そのお金は何のために使われたのか?「勘定科目」
第3章 コレって落とせる?落とせない?「必用経費」の正体
第4章 会計を知っている営業パーソンは、こんなにイケてる
第5章 企業は「お金がすべて」資金繰りと会計の関係
第6章 会計センスが身につく、たった3つの魔法の言葉
第7章 決算書の正体と、決算書ができるまで
第8章 経営者のための、「意味のある」決算書の読み方
第9章 貸借対照表にハッキリ映る「社長の正確」

本書は、会計をテーマにした本でも珍しく、実務に役立つ基本的な部分をわかりやすく説明した本です。
特に日本の会社の大部分を占める中小企業において、経営者が最低限しっておくべき会計の知識を紹介しています。
実務向けなので、普通会計で教わる「借方•貸方」という言葉を知らなくてもいい、というスタンスです。目的がはっきりしています。
中でも「お金がすべて」の考え方は、見た目は悪いですが、経営のテーマとしては避けて通れない部分を明確に説明している点に好感が持てます。
ここでいう「お金」とは「資金繰り」であり、今現在会社がお金をどれくらい持っているか?を正しく把握していないと、黒字でも倒産することになります。
それを避けるための方法を簡単にわかりやすく説明しているので、頭に知識をスッと入れることができます。
経営者の視点で会計をはじめに学ぶにはもってこいの本だと思います。
コハダは大トロよりなぜ儲かるのか?
林 總
ダイヤモンド社
ISBN978-4-478-00972-7

コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?/林 總

¥1,575
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 見えない赤い糸なんて存在しない
第2章 何もしなくても腹は減る
第3章 決めたルールは勝手に変えてはいけない
第4章 外からでは何も見えない
第5章 工場には現金が埋まっている
第6章 キャッシュフローはウソをつかない
第7章 会計はマジシャンだ
第8章 見えない世界を可視化する
第9章 コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?
第10章 うさぎはカメよりなぜ速い

本書は「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるのか?」「美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?」の続編です。
今回も、ストーリー仕立てで会計を学んでいきます。
毎回感心するのは、ストーリー最後の盛り上がりに向けて、会計の知識がきちんと盛り込まれていることです。
経営とはこんなにも会計と密接に関わっていて、ドラマチックなのかと思います。
今回よく分かったのは、在庫を少なくする事と物を作るスピードを速くすることの大切さです。トヨタのカンバン方式が優れている訳が理解できました。
スターバックス 5つの成功法則と「グリーンエプロンブック」の精神
ジョゼフ•ミケーリ 月沢李歌子 訳
ブックマン社
ISBN978-4-89308-669-3

スターバックス5つの成功法則と「グリーンエプロンブック」の精神/ジョセフ・ミケーリ

¥1,575
Amazon.co.jp

<目次>
法則1 独自の経験を作る
法則2 すべてが大切
法則3 嬉しい驚きを作り出す
法則4 反対意見を受け入れる
法則5 足跡を残す

自分は実はスターバックスに入った事が一度も無い。しかし、本書を読んで行ってみたいと思った。
チェーン店は、特に巨大になるほどマニュアルを徹底すると考えていた。そうしないと、サービスの均質化が保てなくなるし、全体効率が下がると思っているからだ。
しかし、スターバックスは細かなマニュアルで従業員を縛るのではなく、基本的なポリシーを教えることに重点を置き、細かな行動についてはポリシーに従った個人の行動に委ねているようだ。このやり方で、素晴らしいサービスを実現しているようだ。
サービスの本質を考えれば分かるとおり、表面だけの丁寧さでは不十分だ。心からのおもてなしをすることが、素晴らしいサービスに繋がる。要は、心のありようが理解されていれば、行動はあとから付いてくるはずだ。
日本のスターバックスも良いサービスが出来ているか、体験してみたいと感じた。