ブライントテストNo.1
赤池学×金谷年展
ダイヤモンド社
ISBN978-4-478-00332-9

<目次>
序章 「ブラインドテストNo.1」になるということ
第1章 感性が経済価値を生む
第2章 「黒」への挑戦
第3章 "音"への回帰、"音"からの出発
終章 感性価値テクノロジーの到達点

本書はプラズマTV「KURO」が支持された事実の裏付けを解説した本です。
内容は技術寄りなのですが、ビジネスの視点から見ると、「感性」という点が響いてきます。
テレビというと、機能や性能に目がいきがちです。それも数値で表して値が優れているかどうか、が製品の差別化です。
しかし、「KURO」では感性に訴えかける性能をめざし、実現することで支持を得たのです。
人間は頭で理解するよりも、感じることを優先します。考えなくてもハッキリをわかること、が好きなのです。
現代のビジネスにおいて、「感性」ははずせないキーワードです。より消費者の「感性」に訴えかける商品が求められています。
本書では「感性」の一例を知ることができる、良い実例の本だと思います。
世界を制した「日本的技術発想」
志村幸雄
ブルーバックス
ISBN978-4-06-257622-2

世界を制した「日本的技術発想」 (ブルーバックス)/志村 幸雄

¥945
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<目次>
第一章 日本的技術発想の突破力
第二章 「発明」と「商品化」のあいだ
第三章 ものづくりに宿る「軽薄短小」技術
第四章 からくりをロボットに変える「合わせ技」
第五章 模倣を越える「工夫力」と「考案力」
第六章 軍需に頼らない「民需王国」
第七章 一億人の「わがままな消費者」
第八章 基本機能になった「環境」「安全」
第九章 技術文化国家への道

本書は、ものづくりの視点から、日本の特性を考えています。最近はガラパゴス化といわれ、日本の特殊性と世界からの乖離を嘆く風潮ですが、著者は嘆くことなく、独自の文化であると説明してます。
日本人には、日本という風土、歴史、思想観があり、それがものづくりにも反映されています。
他の国とは違う発達をしたため、グローバル経済に現在は、その特殊性に疑問が持たれています。
しかし、裏返すと他国にはない特色を持っているで、独自の技術を生かした方法があるはずです。
筆者は、独自の文化的技術にプライドを持ち、特性を生かすべきと考えているようです。
最近の日本に元気がないと感じる人は、本書を読んで日本人としてのプライドを再認識してみてはいかがでしょうか。
スーパーの裏側
河岸宏和
東洋経済新報社
ISBN978-4-492-22297-3

スーパーの裏側―安全でおいしい食品を選ぶために/河岸 宏和

¥1,470
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<目次>
第1章 スーパーGメンが行く!今日もスーパーでは「珍事件」が起こる
第2章 「賞味期限」はスーパーで勝手に決められる!?
第3章 お惣菜の実態 - 売れ残りでつくるのが当たり前
第4章 すべての偽装は「卵」に通じる
第5章 いいスーパー、ダメなスーパーの見分け方

本書はいわゆるビジネス本とは違いますが、ビジネスの視点から見ると有効な示唆があるので紹介します。
本書のテーマはスーパーマーケットの現場にある問題点を知り、安全でおいしい食品を選ぶ、賢い消費者になることです。
スーパーでは、どのようにして儲けているかがよく分かります。
違法にならない、もしくはスレスレの行動を取る事で、コストを極限まで下げている事例が出ています。
コスト削減が行き過ぎると消費者にソッポを向かれ、元も子もないはずですが、実際にはあるようです。
ビジネスの視点から見ると、コスト削減だけを目的とすると、お金を払ってくれるお客様への提供すべきモノやコトがないがしろにされていることが見えてきます。
自分のビジネスでもそうなってはいないでしょうか?
お客様の利益よりも、自社の利益を拡大しようとすると、どこなに歪みが出ます。それをお客様が知った時、自社から離れていきます。
そんなことを考えさせられる本です。
会社のデスノート
鈴木貴博
朝日新聞出版
ISBN978-4-02-330468-0

会社のデスノート トヨタ、JAL、ヨーカ堂が、なぜ?/鈴木 貴博

¥1,575
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<目次>
第1章 サブプライムショックでトヨタは社員をリストラしている場合か
第2章 なぜエコでない経済政策が必要なのか
第3章 ウォルマート•エフェクトとセブン-イレブン•エフェクト
第4章 サービス業に明日はあるか
第5章 経済が上向くために必要なこと

本書は現代経済動向をマクロ経済の視点から見て、将来を展望しています。
日本を代表する大企業の経営は、一昔前と比べて難しくなっているようです。
それは、経済のグローバル化によって世界の動向が起業経営にもたらすインパクトが増大していること、消費者が進化し簡単に売れる方法が無くなっていることが挙げられます。
マクロ経済には理論があり、実証されているものがあります。それを知らずに経営することは、巨体となった大企業を一気に破滅させることになるかも知れないのです。
本書では、「短期所得弾力性」「長期所得弾力性」を用いて説明しています。これらは、所得が減った場合、どんなものに対して購買行動を控えるか、を数値にしたものです。
人は短期的には買い控えるが、長期的には必要なので買う、というような行動をとります。これらを数値にして経済状況と比較すると将来を予測できます。
大企業の経営は想像がつかない世界ですが、本書を読むと少し見えてくるように思えてきます。
営業日誌は書くな!
笠原清明
角川oneテーマ21
ISBN-978-4-04-710174-6

営業日誌は書くな! (角川oneテーマ21)/笠原 清明

¥740
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<目次>
第一章 「どんぶり勘定」こそ儲かるんです
第二章 社員を遊ばせていると儲かります
第三章 行き当たりばったりの経営こそ成功します
第四章 応接室を立派にすると人が来なくなります
第五章 見た目にお金を使うだけで儲かることがあります
第六章 パソコンは買い替えた方が時代に乗れます
第七章 営業日誌のない会社の方が伸びます
第八章 社長室をつくらない方が活気が出ます
第九章 合い見積りなんて時代に取り残されます
第十章 コピーの裏紙を使っていると効率が悪くなります

刺激的なタイトルです。本当か?と思われる見出しですが、読むと分かります。
会社の利益を伸ばすため、コストを削減するため、いろんな施策が打たれます。世の中にも事例を紹介する本がたくさんあります。
では、よそでやっている施策をマネすれば良いのか?
表面的にマネをしても、うまくいかないケースが多いはずです。
それは、施策の本質を捉えていないからです。
本書の見出しは、効率的に儲けるための施策に反対しているように見えますが、本質を捉えればそのとおりと思えることばかりです。
一度読んでみると、自社の施策が不備な点が見つかるでしょう。本質を見抜き、行動する力を養いましょう。