一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト
主藤孝司
ダイヤモンド社
ISBN4-478-50221-8

一瞬でキャッシュを生む!価格戦略プロジェクト/主藤 孝司

¥1,680
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 「値上げ!」こそ成功の条件だ
第2章 「低価格」だけでは生き残れない
第3章 実例!これが値上げ成功ノウハウだ
第4章 値上げ実現のための5つのステップ
第5章 適正価格がズバリとわかる!驚異の価格決定法
第6章 業界の常識を突き破る-これが新しい戦略発想だ!

本書は中小企業のための「価格戦略」を解説し、価格決定法の具体的方法を説明した独特な本です。

デフレが当たり前になった現代ですから、消費者は低価格に慣れています。

国民の多くが安いものを求めています。


中小企業は、低価格戦略を取る事が利益につながるかというと、そうではありません。

少し考えれば分かるように、利益を最大化するのが企業であれば、販売量が大きい大手は薄利でも利益総額は大きくなります。

しかし中小企業はそもそも販売量が少ないので、薄利では利益額が大きくなるわけがありません。

よって、本書では中小企業こそ価格を上げる必要があると説いています。

「価格を上げる」とは簡単に言っても、デフレ社会で簡単に受け入れてもらえる訳がありません。


そこで、価格決定法が出てきます。


価格を決めるの要素は何でしょうか?

原価を積み上げた結果にいくばくかの利益を載せた額でしょうか。

ライバルより少し安い額でしょうか。


本書では、商品のバリューを元に価格を決めることと言います。


つまり、消費者が納得する品質とそれに見合う価格こそが、現代の価格決定法というわけです。

しかもこの方法では、消費者自身にアンケートを取り、適正価格を応えてもらいます。

しかもたった40人のアンケート結果だけで分かります。


今までが実にあいまいな値づけであったのに対し、消費者から直に適正価格を教えてもらえるのです。

この方法は実に理論的でかつ実態を確実に反映している素晴らしい方法だと思います。

これにより、消費者が納得できる価格を設定でき、企業の利益を最大化することが可能です。

ただし、高価格をつけることは、他社より品質やサービスが格段に上回っていることが前提ですが。
考えすぎて動けない人のための「すぐやる!」技術
久米信行
日本実業出版社
ISBN978-4-534-04425-9


考えすぎて動けない人のための 「すぐやる!」技術/久米 信行

¥1,260
Amazon.co.jp

<目次>
PART1 相手の懐にすぐ飛び込む!
PART2 周りを気にせずにすぐやる!
PART3 失敗を怖がらずにすぐやる!
PART4 「自分」に負けずにすぐやる!

タイトルにあるように「考えすぎて動けない」ということはよくあります。

特に情報過多の時代では、動く前に調べようと思えばいくらでも情報が得られるため、知りすぎてフットワークが重くなる傾向にあると思います。


本書では「すぐやる」ことに重点を置いています。


成功を収めるためには、行動しないことには始まりません。

時間を有効に使おうとすれば、まず行動することが大切です。

自ら行動すれば、何かしら結果はついてきます。


それが、良い結果であれ悪い結果であれ。


しかし、得られた結果をもとに即座に次の行動に移していけば、さらに何かを得る事ができます。

逆に言えば、動かないことには何も得られないということです。


本書では、なかなか動けない人のために、「すぐやる」ことの利点とその意識付けをしています。


考え無しに行動するのは褒められませんが、早いタイミングで行動を起こすための心構えとして、本書を読んでおく事は良い事だと思います。
儲ける社長の「頭の中」
川合善大
かんき出版
ISBN978-4-7612-6672-1

儲ける社長の「頭の中」/川合 善大

¥1,365
Amazon.co.jp

<目次>
第1法則 仕事量と成果は比例しない
第2法則 お客様の欲しいものを売る
第3法則 深層心理を読む
第4法則 経営者は未来をつくる
第5法則 "あたり前"を見つける
第6法則 世の中の流れに乗る

本書は著者である社長がどのような視点で行動しているか、を説明しています。

儲けている社長の発想は独特な部分があります。

儲けるためには世の中の動向、心理状態など多くの情報を分析し、それを会社の仕組みに落としていくことが必要です

それを高度に行っていると、それが独特な思考になるのだと思います。

本書ではそのエッセンスをさまざまな切り口で表現しています。

経営者としてその視点を知る事は良い事だと思います。
行列ができる店はどこが違うのか-飲食店の心理学
大久保一彦
ちくま新書
ISBN978-4-480-06370-0

行列ができる店はどこが違うのか―飲食店の心理学 (ちくま新書)/大久保 一彦

¥714
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 行動の9割は無意識
第2章 常識は時代の産物
第3章 強みではなく弱みで勝負
第4章 脚本+演出+役者
第5章 ビジネスと人生の設計

飲食店というものは、だれでも食べる行為があり、だれでも行ったことがあるため簡単に始められる仕事です。

その一方で他店との差別化が難しく、参入しやすく撤退も多い業種です。

特に現代のように飲食店にたくさんの選択肢があり、価格の安い店、高い店、特色のある店がごまんとあります。

そんな中で成功していくには、生半可なスキルではお客様を掴む事はできません。


本書では、タイトルにあるように「心理」の部分を掘り下げて提案しています。

自分が特に感じ入ったのは、「脚本」という部分です。

ただ単に飲食店を始めるのではなく、脚本を書くように自分なりのストーリーを構成し、お客様が自分の店を知り、来店し、どのようなサービスを受け、満足していくかを書いてみるということです。


このように脚本にすることによって、客観的かつ具体的にイメージができ、事前にどのようなことが起こるかを想定し対処を考える事によって、飲食店の成功確率を上げることが可能になります。


この考え方は飲食店だけではなく、すべてのビジネスに通じる手法だと思います。

誰でもが儲かった高度成長期とは違い、賢くなった消費者を相手にするならば、ストーリー作りは必須だと感じました。
なぜ決算書を読めるヤツは出世するのか
吉澤大
西東社
ISBN978-4-7916-1709-8

なぜ決算書が読めるヤツは出世するのか/吉澤 大

¥1,260
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 なんとなく聞いたことのある会計用語の「本当の意味」
第2章 これだけ!「財務三表」の基礎の基礎
第3章 効率的な決算書の読み方ができる3つのコツ
第4章 あなたの行動は決算書にこんな影響を与える!
第5章 決算書を見ればこれだけのことがわかる!
第6章 決算書にダマされてはいけない!
第7章 「潰れやすさ」を分ける4つのキーワード

出世と聞くと会社での処世術かと思いますが、本書は会計知識をサラリーマンの日々の仕事がどのように会計につながっているかを解説しています。

会計の知識だけ勉強するとはなかなか理解が難しいですが、そもそも会計はビジネスの結果をお金の観点でまとめて見るための方法論なので、日々の仕事から会計を見るという視点は理にかなっています。

会計は経営者が会社の実績を把握するためのツールなので、社員が会計を知ることは、経営者視点に立つことになります。

経営者はより会社が利益を出す事に心を砕いているので、社員全員が経営者視点を持つ事を望んでいるはずです。

よって、実務に会計知識を使える=決算書が読めるということが出世につながるわけです。


本書の特徴は、実務と会計の関係を説明しているため、サラリーマンにとって会計を理解しやすくなっている点です。

会計のとっかかりとして、わかりやすく良い本だと思います