お客がドカンとやって来る 売れる企画の作り方
竹内謙礼
日本経済新聞出版社
ISBN978-4-532-31309-8

お客がドカンとやって来る売れる企画の作り方/竹内 謙礼

¥1,470
Amazon.co.jp

<目次>
序章 なぜ、「売れる企画」を作ることができないのか?
第1章 実録!「売れる企画」の成功事例!
第2章 売れる企画を考える四つの公式
第3章 「売れる企画」を10倍にヒットさせるマスコミ活用術
第4章 「売れる企画」を100%成功させる方法


本書は即効性の高いノウハウ本です。

非常に明快です。

小売業の人に読んでもらいたい本です。


「企画」と聞くと、アイデアマンなどの一部の人の仕事のように思っていました。

しかし、売ることが目的なら、全員が出来てもイイのです。


本書では、「売れる企画」のノウハウを体系的に説明しています。

勘違いしやすいのは、アイデア=企画、のように思ってしまう事です。

企画は何のためにやるのかと言えば、「売る」ため、です。

「売る」視点を忘れてしまうと、ダメな企画になります。


企画は突飛なアイデアが必要ではありません。

また、企画を目的にしても「売る」ことには繋がりません。


「売れる」ことには法則があり、その法則にそって「企画」を考えるのです。

本書を読むと、企画が特別なことではないと思えるようになりました。

また、企画を立てることも特別なことではなく、特別困難なことでもないように思えます。

このノウハウは知っておいて損はないと思います。
缶コーヒー職人
高橋賢蔵
潮出版社
ISBN978-4-267-01759-9

缶コーヒー職人―その技と心/高橋 賢藏

¥1,260
Amazon.co.jp

<目次>
第一章 「BOSS」の誕生
第二章 「BOSS」のおかげで相棒が見つかった
第三章 挑戦と技術革新の十五年

本書は今ではすっかり定番商品となったサントリーの缶コーヒー「BOSS」が生み出される背景を当事者が語った本です。

一つの商品を生み出すには多くの人が関わっており、その関わり方がキーポイントになります。

特に多くの消費者に向けて販売するものの場合、マーケティングが重要となります。

マーケティングも重要ですが、製品そのものの質も負けずと重要です。

企業が大きくなると、部署は専門性が高くなり、独立して仕事をする傾向になります。

それが効率化になるからです。


しかし、目の肥えた消費者に対応するには、高い専門性とそれを組み合わせた力が必要になります。

本書では、コーヒーの開発とマーケティングを最初から一体で行う事で高い効果が出たとあります。


また、多くの人が関係する場合の意識の統一性の持たせ方にも言及しています。

それは、仕事に直接関係することだけでなく、雑談のような他分野の話を多く交わし、お互いの理解を深めていくやりかたです。

お互いの考え方のベースを知ることによって、コミュニケーションのレベルを上げていくということです。


どんなに仕事が高度化しても、人と人が強力して仕事を成し遂げていく以上、高度なコミュニケーションは必要です。

個人の能力を生かすためには、関係者の能力を掛け算していくことが大切です。

そのためには、相互理解を深める必要があるのです。

本書のポイントはそこにあると理解しています。
髙橋教授の経済超入門
髙橋洋一
アスペクト
ISBN978-4-7572-1905-2

高橋教授の経済超入門/高橋 洋一

¥1,365
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 いまさら人には聞けない基本の経済用語
第2章 日本の今を理解するための経済用語
第3章 ニュースを理解するための経済用語
第4章 覚えておきたい耳慣れないカタカナ経済用語
第5章 国際情勢を読み解くための経済用語

日本人は、経済知識が少ない、らしい。


確かに、学校教育で経済について教えられた記憶がない。


経済、金融は間接的に全員が関係している。

お金を使って生活していということは、経済活動の一部であるということです。

銀行にお金を預けわずかな利子をもらっている。

住宅ローンや自動車ローンで銀行から融資してもらっている。


これも金融の機能を使っていることです。


しかし、その知識は誰からも教わっていない。

自分もそうですが、そんな人が多いと思います。


そこで、タイトルに惹かれて本書を読んでみました。

本書の発刊が2011年4月なので、現在の日本のデフレや円高や国債について言及しています。

バブル景気の後日本経済の長期低迷は、失われた20年となっています。

明日の生活もなかなか見通せない時代です。


なぜ、こうなってしまったのでしょう?


本書には、その解があります。

日本で生きていくうえで、今後の経済の見通しと、どうしたら改善していけるか、という知識は持っているべきだと思います。
1円家電のカラクリ 0円•iPhoneの正体
坂口孝則
幻冬舎新書
ISBN978-4-344-98193-5


1円家電のカラクリ0円・iPhoneの正体―デフレ社会究極のサバイバル学 (幻冬舎新書)/坂口 孝則

¥777
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 赤字は、すばらしい
第2章 赤字の功罪
第3章 無料ビジネスと赤字ビジネス
第4章 新たな商品の到来

タイトルを見た時、最初はよくある価格のウラ事情を解説した本だと思いました。

しかし、第1章の後半になるにつれ、予想よりも深い考察に魅了されました。

本書は、経済活動の表面だけでなく、歴史的•文化的な考察がなされた、ちょっとした論文のテイストがあります。

とは言っても堅苦しい内容ではありません。

非常にわかりやすく書かれています。


現代でモノを売る事は難しくなってきています。

たくさんの商品があり、どんな分野でも競合製品があります。

品質もみな高くなり、差別化要因が少なくなってきています。


最後の差別化は価格です。


安くすることで、消費者に選択してもらうことになります。

消費者はモノに飢えているわけではないので、なかなか買いません。


安くても売れない。


これが現代日本の状況です。


そうするとどうなるか。

買ってもらうために安くする。

安く作るために、下請けや原材料を安く買う。


そのしわ寄せは最終的には、働く人に回ってきます。


給料が少ない人は、出費を抑えます。

すると、商品をますます安くしないと売れません。


この悪循環が消費世界の現状です。


大量消費による経済拡大は、ここ数十年の出来事です。

しかし、ほころびが見えてきました。


この先の経済はどうなるのでしょう?


そこを考察しているのが本書です。


本書の後半には、予想される世界と、そこで儲けられるビジネス案があります。

気になる人は、一度読んでみてください。
「数式思考」の技術
中島孝志
講談社+α新書
ISBN978-4-06-272558-3

「数式思考」の技術──「知的生産力」を10倍アップさせるフレームワーク (講談社プラスアルファ新書)/中島 孝志

¥880
Amazon.co.jp

<目次>
第1章 一流は万能の「仕事の数式」を持っている
第2章 「経営の神様」が愛した数式
第3章 勝ち続けるモンスターの「儲けの数式」
第4章 「金の生る木」を生み出す数式
第5章 とことん強くなる数式、弱者から抜け出す数式
第6章 お客をグイッと惹き付ける「一人勝ち」の数式
第7章 危機を勝ち抜く「タフな経営」の数式

本書は企業経営における勝ち方の法則を数式で表すことをポイントにしています。

数式と聞くと何やら難しそうな感じがしますが、式自体は小学生で習う演算です。


ポイントは、数式よりも、どんな要素を足したり掛けたりするか、というところです。


経営方針のポイントを言葉で表すよりも、数式で表すと一発で理解できるところがミソです。

本書では、過去のたくさんの事例を数式で表現することで、スッキリと理解させてくれます。


ビジネスでは、少数の天才が職人技で成果を挙げるよりも、大人数で成果を挙げることが大切です。

職人技は整理されていない技術体系であり、人に伝えるのが難しいものです。

職人の世界では、技は盗むもの、見て、マネして覚えるもの、という風潮があります。


しかし、現代のスピードアップしたビジネス環境では速く成果を出す事が要求されます。

職員技こそ、数式で表せるようにしなければなりません。

仕事を数式として単純化することにより、多くの人に理解してもらい、成果を挙げるようにするのです。

仕事の全てが数式化できるわけではありませんが、考え方の基礎として数式化はアリだと思います。