村上春樹先生のデビュー作、風の歌を聴けの感想です。

昭和時代のちょっと錆臭い青春っぽい小説だなぁと感じました。主人公と鼠と呼ばれる友人。主人公は付き合っていた女性を三人亡くしていますし、謎もあるのですが村上春樹らしくそれらは解決されていません。かなり悲惨な境遇の女の子も死んでしまってますし、結構暗いのですが青春らしさが漂っていて不思議でした。